☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

深まりゆく秋のうた・・・美味しくなあれ<2014>

2014-11-27 01:36:25 | 風歌

 
 今日は雨
 静かな秋の雨だ

 このところ毎日着物を着ている
 といっても着て見る練習と言う感じ
 帯や小物の合わせ方を見たり・・・

 ちょっと遅すぎた帰来はあるけど少しずつでも慣れていければいい
 何しろこれまで長い道のりで
 さり気なく自分らしいセンスでいつか着物が着こなせるように
 普段使い用にためこんできた物がたくさんあるんだから

 少し納得のいかないところが一箇所あるが
 着物もだいたい綺麗に着れるしあんまり着崩れもしない
 半幅、名古屋、袋(二重太鼓)も一人で結構上手に結べるようになっている
 あとは「着物を着ていること」に慣れるだけだ

 家の中は誕生日に貰った恒例の20本あまりの薔薇がまだ美しい
 シャコバサボテンの鉢が4つほぼ満開、びっくりするほど豪華絢爛
 表の南天の葉が赤く色づいている
 クリスマス気分になる前に晩秋の気配を今少し味わいたいものだ
 


  深まりゆく秋のうた(短歌)

   柿を剥く手もだんだんとはやくなり棹に吊るして美味しくなあれ

         たった5本ほどの柿すだれ・・・
         もう少ししたらきっと甘く美味しくなってくれるだろう
         たのしみ楽しみ・・・

   
   五倍子で灰紫に染められし毛糸主役にセーターを編む

         夏の終わりに行った美山のハーブ園で灰紫色に

         惹かれて買った草木染の変わり毛糸
         「五倍子」染めと書いてあったので調べると

         ヌルデにできる瘤らしい
         付子、附子とも言い、アブラムシが若葉や若木に

         寄生してできるらしい
         ヌルデ(ハゼ)なんて山を彩る紅葉はとても美しいが

         かぶれるし気持ち悪いし
         アブラムシも嫌だなと思っていたけど
         昔から生薬に用いられたりお歯黒に使われたり
         染物にももちろん使われて「空五倍子色」

          (うつふしいろ)と古代色名にもなっているそう
         11月になるのを待ちに待って、紫色の毛糸を2色を合わせて
         前・後ろ身ごろ両腕の全ての編み方を変えてセーターにした

   
   実をつけた緑に縞のスズメ瓜赤く色づきリースを飾る


              リースにしたときは1個だったが今は
          赤く色づいた実が3個になっている
          なかなか可愛らしく趣がある・・・


   
襟足に風の冷たさ感じをり秋深まりて人の恋しき

         着物を着ると普段と違うところに風を感じる
         それもまたをかし・・・

   
   陽だまりの嵐のあとの散紅葉大地に描く錦絵のごと

         晩秋は散紅葉の美しい季節・・・


                           
         

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