☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

わがさくらうた・・・ゆったりとこころしずめて

2014-04-07 00:47:43 | 風歌


いっせいにに勢いよく咲いた今年のさくら
中でもソメイヨシノは一気に開いた
いつもは一歩先に開く枝垂れ桜も追い越して・・・
このところ毎年「さくらドライブ」に出かけているが
こんなにも軒並み満開・今は盛りのさくらたちに出会うことはない
さくらの国の幸せを思う春・四月
思い出のさくら短歌(うた)をあつめて見た


曲水にさくら小船の流れおりふたつみっつがゆるりゆるりと


 友人宅のお庭が新しくなった
 京都・円山公園の藤右衛門桜の分かれと言う「紅枝垂れ」が五分咲き
 新しく曲水がひかれ、その流れの中にさくらがひらひらと舞い落ちて
 あちこち漂いながらゆったりと流れていく・・・
 

「また明日」リコーダー吹き帰る子の背に降りかかるさくらさくらよ

 リコーダー大好きな女子たちが

 リコーダーを器用に吹きながら帰っていく
 新しく習った曲なんだろうかそれとも発表会の合奏の練習なのか
 お下げの背中に風に乗ってさくらの花びらが二、三枚
 なぜか優しい気持ちになる夕景・・・
          

  
  
降りしきる雪と競いてほの赤く新芽はもえて春を待つなり

 ビルの2階のオフィスから舞い落ちてきた雪を見ていた
 見る見る雪は激しくなってあたりに白い世界が広がっていく
 ふと見るとすぐ前の歩道に並ぶ八重桜の並木に一斉に

 美しく花が咲いている・・・
 びっくりして目を見張った
 白い雪の舞い散る中で真っ赤な新芽が花を咲かせているように見えたのだ
 ・・・何年たってもあの時の感動は忘れない
      


散りゆくもまた美しき桜花見る人ごとの想いうつして

 散りゆくもさくらのごとく艶やかにといきたいものだが

 なかなかそうはいかない
 同じさくらを眺めてもその美しさに心を動かしてもそれぞれの想いが
 その時々の思いがきっと違ったさくらを見せているのだろう・・・

   
ゆったりとこころしずめてゆめざくらさくら宇宙は今われの中

 満開のさくら桜に囲まれて時を忘れ我を忘れ今はただそこにある・・・
      

時どきの思いを写すさくらうたあの日の桜今よみがえる  
   

 

            

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 観世会館とマリオネット | トップ | 「観察する」ということ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

風歌」カテゴリの最新記事