三月
寒い寒い冬を超えて春が来たように急に暖かくなった
まだまだ寒の戻りはあるだろうけれど
玄関に活けたアオモジの花が開き始めた
今年も二月の終わり、家のあちこちにミニ雛を飾った
そこかしこ飾りて待や雛の月陶雛貝雛ちりめんの雛(旧作)
そうなると急に冬物を片付けたくなってくるのも勝手なものだ
今のうちに冬のうたをほんの少し…
わが冬のうた・・・花のうた三首
一輪の梅ほころびて春を呼ぶ冷たき空に香りはなちて
梅の花は「ほころぶ」という言葉がほんとによく似合う
梅の枝ぶり、梅の花の凛とした姿や高い香りは
今年は特に待ち遠しい春へと気持ち運んでくれる
汲み置きの如雨露の水も凍る朝ジュリアン健気にあざやかに咲く
ジュリアンは小さく優しい花なのにそんな朝でも
黄色、紫、ピンク、赤…と鮮やかに色を発して長ーい冬の間
緩やかに美しく咲いて心を和ませ楽しませてくれる
ほっこりと一輪咲きてまた一輪水仙挿せばそこは陽だまり
日本水仙が好きだ
今年は寒かったせいかまだまだ川沿いや野辺や花壇に
美しく咲いている
甘ずっぱい柑橘系の香りも清々しく素晴らしい
二月空水色に浮く満月に届けよ清し水仙の香(旧作)
うちの中に活ければそこは優しい陽だまりとなる
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