駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

話半分と言うが

2025年03月04日 | 爺の呟き
        


 世の中には話が溢れている。話半分と言うように話は半分作られたものなので、重大な判断の根拠にはできないはずなのだが、そうなってしまうことも多い。
 意外なことに、これを修正するのは非常に難しい、と言うのは人類は話で生き延びてきたからだ。話が正しかったからではない。話で人がまとまることが出来たからだ。論理は感覚に及ばず、科学には高々二百年の歴史しかない。
 二十一世紀になっても話四分の一どころか話十分の一のホラ吹き男が人を集め動かしてしまう。二十一世紀のホラーかもしれない。
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少子化の時代

2025年02月28日 | 爺の呟き
           


 十五で姐やは嫁に行く時代には少子化はなかった。今ではクリスマスを過ぎるのは当たり前、大晦日を過ぎても未だの人が増えた。
 妊孕性(妊娠する能力)は二十二歳をピークに下がり始め三十五歳には半分以下に低下してしまう。今の世の中の仕組みでは二十二歳は若すぎるかもしれないが、医学的には二十代で最初の子を授かるのが望ましい。少年老い易く学成り難し、少女老い易く子授かり難し。
 結婚は分別でするものではないと申し上げたい。馬には乗ってみよ、人には添うてみよと言われる。子供は作るものではない授かるものだ。石橋を叩いていると渡れない、若ければ渡れる橋は多い。明日は明日の風が吹く。こうした爺の感覚は今の世の中の現実とずれているのだろうか。
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振り子現象?

2025年02月26日 | 爺の呟き
          


 今世の中で起きていることは一つの振り子現象なのだろうか。公平や公正は望ましいことでも身近で自分に関わることになるとどうも不都合逆差別と感じる人が出てくるし公平公正と言っても多様ですんなりと決められない。それに科学の進歩が速すぎて人間が追い付かなくなっている。
 民主主義を追求してい来たはずのアメリカでも現実は公平公正に程遠く、公平公正の割を食っていると感じる人達や自分の能力が認められていないと感じる人達がトランプを担ぎ出したようだ。
 これが果たして行き過ぎた?振り子の反動なのか、インターネットによる衆愚政治?の結末なのか、あるいは便利になり恵まれ過ぎた生活の行き詰まりなのか・・よく分からない。
 スリークオーター生きて、いつも時代の曲がり角と言われてきたと記憶するが今回の変化は今までの曲がり角とちょっと違うと感じている、これは間違いない気がする。
 トランプが実はプーチンや習近平と親和性を持っていることにどれだけ多くの人が気付いているだろうか。マスコミは一般市民以上に目を奪われやすく忘れっぽいことに注意したい。
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我慢力の低下を自覚

2025年02月18日 | 爺の呟き
         


 年を取ると鈍くなって許容範囲が広くなると思っていたがどうもそれは違うようだ。これは個人的な経験に基づいたものだから、違っているかもしれない。しかしまあ、周りを見渡してかなり当たっていると思う。
 比較的異論を許容できると思っていたがこの二年ほどだんだん高説を垂れる人物のユーチューブを見なくなった。表題を見ただけで何を言うか推測できることと、異なる考えの人物を馬鹿にした発言をするのを聞きたくないからだ。勿論、高説を垂れる人の意見にもなるほどと思うところはあるのだが、自己肥大的で共感できず嫌な感じがして長く聞いていられない。我慢力がなくなった。どうもこれは年を取ってきたせいではないかと思っている。脳細胞減少のせいか、残り少ない時間を不快なことに使いたくないとどこかで判断しているせいか、よく分からない。
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電車の中で

2025年02月14日 | 爺の呟き
            


 電車の中でお化粧をしたりおにぎりをほうばっている人が居る。向かい側ならおやおやと眺めていられるが、どうも隣席でやられると落ち着かない。お化粧しているのは勿論女性だが、おにぎりやハンバーガーを食べているのは男性とは限らない。女性だとちょっと手で隠したりしているが口はもぐもぐ動いている。旧いと言われるかもしれないが、どうも歓迎しない。できれば止めて欲しいと思う。  
 知った人が居ないと踏んでいるからだろうか、起きたのが遅かったのだろうか。時間の節約にはなるかもしれないが、爺いには違和感がある。
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