薬のネット販売が規制された。私はネット販売による薬の濫用や副作用発生の実態実数を知らないが、こうした規制の妥当性が十分なデータに基づいて判断されたかどうかを危惧する。消費者の真の利益が多面的に科学的な目で保護されただろうか。
薬の副作用の意義は頻度と程度によって異なり、薬の効果には広い意味では入手しやすさや値段も含まれる。副作用と効果を天秤に懸けるには医薬だけでなく法律経済の視点も必要とされる。それが可能な限り科学的に判断されただろうか。というのは行政の判断はしばしば責任逃れ的で、臭いものには蓋というか、妥当なリスクも取らないからだ。これには、国民の側にも問題があって政府に無謬と無限責任を求めてしまうところがあり、どうしても行政側は防衛的になってしまう。
それならそれでよいと思われる方も多いかもしれないが、そのために大きな損失と無駄が生じている。薬のネット販売の場合は遠くまで買いに行かなければならない、使える薬が使えないなど・・。あらゆる業種を洗い直し、必要以上に厳しい規制を科学的に妥当な線にすれば、定額給付の何倍もの費用が浮くと思う。
効率性を重視するとお金のことしか考えないとんでもない人が出てくるので、効率性は悪いことのように扱われがちだが、程度と頻度を考慮し妥当なリスクは取るのが科学的ということだと思う。羮に懲りて膾を吹いてばかりでは、21世紀を生き抜いて行けまい。
薬の副作用の意義は頻度と程度によって異なり、薬の効果には広い意味では入手しやすさや値段も含まれる。副作用と効果を天秤に懸けるには医薬だけでなく法律経済の視点も必要とされる。それが可能な限り科学的に判断されただろうか。というのは行政の判断はしばしば責任逃れ的で、臭いものには蓋というか、妥当なリスクも取らないからだ。これには、国民の側にも問題があって政府に無謬と無限責任を求めてしまうところがあり、どうしても行政側は防衛的になってしまう。
それならそれでよいと思われる方も多いかもしれないが、そのために大きな損失と無駄が生じている。薬のネット販売の場合は遠くまで買いに行かなければならない、使える薬が使えないなど・・。あらゆる業種を洗い直し、必要以上に厳しい規制を科学的に妥当な線にすれば、定額給付の何倍もの費用が浮くと思う。
効率性を重視するとお金のことしか考えないとんでもない人が出てくるので、効率性は悪いことのように扱われがちだが、程度と頻度を考慮し妥当なリスクは取るのが科学的ということだと思う。羮に懲りて膾を吹いてばかりでは、21世紀を生き抜いて行けまい。