駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

二つの不幸を打破するには

2023年11月30日 | 爺の呟き

              

 

 国会の予算委員会の質疑をいくつか見た。岸田首相は官僚原稿にしどろもどろの自分の言葉を挟んで答弁されているが、人気と信頼を失うのは当然のはぐらかしに意義不明ばかりで心配になった。

 首相は永田町自民党の4番地だか5番地だかに長く蟄居されていたので、今現在日本が世界がこれほど多くの難題を抱えているということをご存じなかったようだ。2023年の数多い難題を担わされ首相の大役が辛く不幸そうに見受ける。これはひいては国民の不幸に繋がるので、権力村に蟄居して権謀術数に明け暮れる人物群を入れ替える一票を投ずる必要があると痛感した。変化を嫌い問題への関わりを嫌う傾向がある同胞だが、政治は関わりを避けても向こうから関わってくる。政治に適材適所を選択するのは我らの仕事と申し上げたい。

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たった二日間の延長

2023年11月29日 | 爺の呟き

                  

 

 イスラエルとハマスの戦争、休戦期間がすったもんだの結果延長された。それがたった二日間、あんたたちは何を考えているのだと言いたくなる。一方ロシアのウクライナ侵略戦争ではお互いに無人機を使って首都を攻撃しあっている。憎しみの連鎖と非難の応酬。人間はどうしようもないと絶望的な気分にさえなる。人間は誰しも愚かさや悪辣さをいくばくかは持ち合わせているのだけれども、それを解消昇華する知恵も持ち合わせている。ただ中にはどうしようもなく愚かな人や悪魔のように狡賢く残酷な人物も混じっているので、教唆されて?人殺しの争いが起きてしまう。人は歴史から学ばず歴史は繰り返す。恐ろしいことだが武器が大量殺戮可能なものに変わっている。

 日本人は明治大正昭和平成の歴史から何を学んだだろうか。

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悪い?真似はしないように

2023年11月28日 | 小考

                      

 

 物の値段は需要と供給で決まるとされているが、時々妙なことが起こる。いわゆるバブルという現象で実際の価値と乖離した高値が付く現象だ。日本もついこの間(1986-1991)異常な不動産価格高騰のバブルを経験している。経済理論は知らないが群集心理と付和雷同が引き起こす陶酔投機現象と理解して大きくは間違っていないだろう。

 バブルと同じように論じると異論はあるだろうが、一本何万何十万という高価なワインを聞くと私なぞはおかしいと感じる。一本二十万円のワインを飲んでそれだけ美味しいと感じるものだろうか、講釈の多いワイン愛飲家に黙って飲ませて分かるかと試してみたくなる。何故ワインを持ち出したかというと日本酒にもやたらと高い値段を付けようとする動きがあるからだ。日本酒には千を越える蔵元があり、和食の店には秋田富山広島・・に地元のものが加わり大抵十種類くらい一合五百円から千五百円くらいで置いてある。三倍程度の差に納まっているから楽しめる楽しみを奪わないで欲しい。獺祭は確かに旨いけれども、べらぼうな値段は御免こうむりたい。見かけても五年前の二倍で二の足を踏むようになった。尤も世の中には使い道に困るほどの金満家が結構居るから止められないだろうな。

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沖縄は遠いか?

2023年11月27日 | 小考

                

 

 日本は島国で何千もの島があるらしいが、実際には北海道本州四国九州の四つの島から成っていると感じられている。この四島はせいぜい数十キロの海峡で離れているだけで、お互いに容易に視認できる距離にある。千年以上の昔から容易に船で行き来ができた。世界に島国がいくつもあるが、まとまった国として感じられるのにはどれくらいの距離までだろう。アメリカのハワイ州アラスカ州は本土から何千キロも離れているがかなり一体感があるように見える。まあしかし航空機で移動できる時代になっても、離れているという感覚はあると思う。

 どうしてこんなことを考えたかというと沖縄はどれくらい日本と感じられているのだろうかと思ったからだ。敏感なところのある問題で冷静に話せなくなる人も多いようなのでうまく表現できないが、沖縄の歴史現況を見聞きすると、淡路島広島徳島鹿児島などとは微妙に扱いが違うように感じられる。つまり正直なところ本当に公平同等だろうかと思えてしまう。遠くの親戚より近くの・・と言うようにやはりそれは千キロ以上離れているせいだろうか。

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百家争鳴の選別

2023年11月26日 | 小験

                

 

 僅かに猫背になり始めたので、その進行を止めるべく矯正運動を毎日五分ばかりやっている。たった五分と笑われそうだが、五分でないと続かないので五分にしている。昔から継続は力なりと言われており、その通りと感じてきた。どの程度効果があるかまだ不明だが、いくらか良いのではと感じている。

 さてその矯正運動をユーチューブで検索して選んだのだが、千差万別で五万とある。実際には多分五、六十種類だと思うが、なんでこんなにたくさんあるのだろうと疑問に感じた。そして一体どれが一番良いのだろうと迷った。年を取って背中が丸くなる原因はいくつかあると思うが主因は高々三つくらいのものだろう。それなのにこれだけ色々な種類の矯正体操があるのは整体整骨院の院長がおそらく独自色を出すために自ら考え出してあるいは組み合わせてユーチューブにアップしているためと思われる。どれがどれくらいと有効という十分な科学的なデータはないと思う。こうした現象は健康食品界隈にも見られる。

 何かが身体に良いと言われても、実際にはあれもこれもはできないし個体差もあるので、殆んど好みでできることをやることになっているのが現実だろう。こういう世界には思い込みで断言する人物が居るのでそれには注意したほうがよいと申し上げておきたい。きちんと勉強している懇意の医師のアドバイスは役立つと思う。

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