時間の流れが変わった

1. 　　　　　　　

　仕事を減らし経営責任がなくなってストレスがうんと減った。そのせいか年を取ったせいか、この頃一日の時間の流れ方が変わった。勿論、以前より早く流れるのだが、それだけでなく時々時間が飛んでしまう。午前中はやや早い程度で以前と同じようにゆっくり時間が流れ、午後になると急に早くなり時々一時間が十五分くらいに感じられる。夜になると時間がジャンプするようになる。

　奇妙なことだが何にもしていない時間が結構ある。何かしても長続きせず十五分くらいで放り出してしまう。サッカーAマッチ、好きな棋士の囲碁将棋の試合、絵画教室、面白い本や映画ならまだ一時間くらい集中することができる。無為に過ぎる時間が老化の始まりとしたら、好きなことがあるのは老化防止に役立つような気がする。

まさかが起きる世の中

　　　　　　　　　　　　　　

　武力侵攻前、プーチンは賢いとトランプ前大統領は誉めていた。武力侵攻が現実となった今ならどんな手を打つのだろうか。常人では考えつかない対策をトランプなら考えつくのだろうか？。

　戦略家で自国の利益のために冷徹で賢いと見られていたプーチンは狂ったのだろうか。プーチンは世界の八割を敵に回した。黙認しているような中国やインド・・にしても、賛成しているとは思いにくい。ウクライナ侵攻は世界的な戦争だ。新型コロナと同じように日本にも影響してくる。

　妄想は妄想を持つ人には妄想ではない。日常生活では通らない作り話が政治の世界ではしばしば通されてしまう。妄想は信頼がないと是正できず憎しみで増強する。

　殆どの人が犯す小さな間違い（誤魔化し、脅し、無視、意地悪・・）は辛くも許容されて社会は動いているが、これが積もり重なって軍事侵攻のような暴挙になるのだろうか？。

　新型コロナにウクライナ侵攻、全く世の中には人生には何が起きるか分からない。興奮して短絡せず、自分に出来ることで凌ぎに微かでも貢献したい。

思いを抱いて

　　　　　　　　

　僅かに暖かくなり好天が続くのに心のどこかに苦い塊が沈殿している。新型コロナも憂鬱な事象ではあるが武力で他国を踏みにじる人間の意図的な悪業とは違い軋むような嫌な感じはない。

　今までも各地で内戦や武力弾圧があったけれども、今度は何故か特別に嫌な感じがする。

　人間は度しがたい。そうしたものに私ごときが思い煩うのは徒労と言われるかもしれない。まずは「あってはならんこと」という気持ち（怒り）を抱いて真っ当に仕事をしたい。土曜日も半日働く、この年で仕事があり働けるのは有り難いと感じる。

二度寝で寝過ごす

　　　　　　　　　　　　　　　

　ロシアがウクライナに軍事侵攻というのに、あと十分が四十分となり寝過ごした。平和ボケの日本症例として報告できそうだ。ガソリン値上がり小麦値上がり・・・、新型コロナも中々消褪しそうになくちぐはぐで効果のない対策が蔓延している。寝過ごしておきながら、日本国の危機感のなさに悪寒がすると言いたくなる。

　しっかりきちんと総合的に先送りする政治家に呆れ不安になる。落ち着いていると思ったら腰が抜けていたという話も聞く。国内儒等拡大を狙う政府には縮小緊縮で身を寄せ合いこの事態に対するのは庶民の本能と申し上げたい。

宗教者は何処に

　　　　　　　　　　

　白装束に身を包み六根清浄と険しい山道を登る修行者、未明から冷えきった本堂で座禅を組む修行者。辛い苦行に堪え立派に見えるけれども、あなた達はどこに居るのかと問いたくなる。金だけ今だけ自分だけの行動原理が蔓延する社会のどこにあなた方は居られるのだろうか、俗世とは無縁の世界に居わすのだろうか。

　勿論、地道に弱者のために知恵と力を貸す人達も居られるけれども、己と目先の利益の為に知恵と力を使って富を寡占している人達が居る。不当な格差拡大が進む現世に修行した宗教者は関わらないのだろうか、私が知らないだけでどこかで地道に恵まれない人を助け、強欲者を諭しておられるのだろうか?。