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恐竜がなぜ滅んだか?。大隕石による気候変動という説が主流のようだが、今恐竜が日本に甦ってもさほど恐くはない。恐竜よりも恐いのは狭量の方だろう。遂に衣を脱ぎ捨て、恐いものなしのような安倍首相だが、冷静になって三十分も考えれば、今のところまずまずの経済状況を楯に、お抱え報道陣を横に、戦争を出来る国に遮二無二舵を切ろうとしているこの方は、どうも危ないと半数以上の人は気が付くだろう。
取り敢えず、己の既得権確保を優先し、権力に追随する人達も内心は本当にこれでいいのだろうかと思い始めているのではないか。この十日ばかりの間に、首相の足下に舞い上がった火の粉は、その前触れかもしれない。
民間には優れた分析者と知恵のある人や公平無私の勇気がある人達が数多い。しかるに、そういう人達は狭量な御用官式見解に妨げられ、真っ当な評価と取り扱いを受けていないように見える。異論を蛇蝎のごとく排除敵対視する狭量の恐ろしさを感じる。国民の理解は情報を公開してこそ得られると、首相に申し上げたい。粛々というのは考えの異なる国民の声にも耳を傾けながら慎重にゆっくり進めることを形容する言葉と思う。