顔は見たことがあるが山口達也という人のことは殆ど知らない。この人がしたとされる無理強いは問題だと思うが、当事者間で和解が成立しているようだし、マスコミの報道の仕方や制裁は過剰のように感じる。山口氏に何故記憶にないあるいはやっていないとしらを切らないのか聞いてみたい。それだけ良心?が残っているということだろうか。もし記憶にないあるいはやっていないと主張したらマスコミはどう反応しただろう。
一方政治行政界では記録があっても記憶にないがまかり通っている。それどころか、被害者の方を加害者のように扱う報道さえ出ている。この不釣り合いは何なのだろう。
昨朝、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との首脳会談が板門店の韓国側の施設で行われた。この会談の意義や内容については高低様々な評価があるようだが、多くの人は二人が笑顔で握手することに某かの前向きな意義を認めるだろう。笑顔で握手の事実は重い。
約束を反故にする嘘つきは確かにしても、嘘つきは政治家の始まりというくらいで、眼を内に向けても事例に事欠かない。専門家と言われる誰が半年前に、昨日の会談をトランプとジョンウンの会談設定を予測していただろう。科学はともかく政治と生活は誰もが自力で吟味判断できる事柄と思う。時にバランスを欠いたマスコミの報道を離れて、真贋に目を凝らしている。