京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

鉄絵体験

2020-04-20 10:06:05 | 一日陶芸教室
鉄絵体験に来ていただいておりました。
例によって、だいぶ前に(笑)


この日は、予約が立て込んでいたので
窯場の横で体験していただいておりました。
ある意味、換気抜群。


日本画をされている方だそうで、
下書きなしでスイスイ描かれる。

うねっている線の間に
魚が見える。
何を描いていらっしゃるのですか?と、
一息つかれたときに尋ねましたところ、
万福寺の魚を描いているそうな。

「 万福寺の魚 」 でウィキ先生に尋ねました。
魚の本名知らないんだもん(笑)

『 斎堂前には開梆
(かいぱん、「ぱん」は木偏に邦)
という巨大な木製の魚が吊り下げられている。
これは叩いて食事や法要の時間を
知らせるためのものであり、
木魚の原型と言われている。 』

だって。さらに、

『 魚の形をしているのは、
魚は日夜を問わず目を閉じないことから、
寝る間を惜しんで
修行に精進しなさいという意味である。
そして、口にくわえた丸いものは煩悩を表し、
魚の背をたたくことで煩悩を吐き出させる 』

木魚も、これに倣い作られているんだそうです。
多くの魚はを閉じて寝ないものね~。
長年、近所に住みながら
初めて知った楽しさよ。
まだまだ知らないこと、多いですね~。

さて、体験が終わった茶碗。

素焼きの生地に筆で書く作業は、
紙の上に描くのと違い、
筆の表面への引っ掛かりや、
思ってもみないところに出るカスレなど、
苦労されていました。

でも、楽し~って。あざーす!

土曜日の窯で焼きあがっています。
お届けできる日も近いです。
お楽しみに。

では。また明日。
Please stay healthy and stay safe.
コメント
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