令和3年1月9日人生の処方箋
[餅になれ餅にならねば、助かりはせじ]ライン日記
昭和30年代の正月、三が日は本庁に泊まりで御神尊様のお話を聴きました。
とにかく、何よりも楽しみにしたものです。当時は、20歳から25〜6才のころでしょうか。
その折に語られたことです。餅ですから、当然正月にちなんだお話です。
餅米と白米の違いから説き起こされ、白米はどんなに蒸しても臼でついても、白米は混じることはありません。
餅米は蒸して臼と杵でつけば、いつの間にやら一粒、一粒が練り合わさって餅になります。
餅米は自分を犠牲にして合わせようとするから餅になるのです。
人間も餅のように我をはらず、練り合わさってひとつにならなければならないということです。
比喩でいえば、『教えを聞くことが、蒸す』であり、『その実行がこねて練り合わせる』にあります。
精神の面からいえば、難解も理解の努力の積み重ねで、家族の団欒が生まれることを教えられました。
本庁に泊まりを重ね御神尊様のおことばが胸に心中深くきざまれました。
そして、今日の79才があります。やります!