まだ序の口?

2018年01月17日 12時15分47秒 | 介護

 母が今朝、開口一番「大失敗をした」と言いました。

昨夜、何度起こしても眠くて起きなかったのでそのまま寝させることにしました。

昨夕、しんどかったので普段はあまり飲まない安定剤を多めに飲んだようです。

パジャマ等を洗濯機まで持って行って入れてくれたまでは良かったのですが(いつもは洗濯しようとすると嫌がる)、紙パンツを付けたまま入れていたようで、洗濯機の中で弾けてしまいました。

今日は雨ですが、洗濯をしないわけにはいかないので、シーツも洗いました。

すべての洗濯物に雪のようなもの(ポリマー?)と紙が付着

まだこの程度なら大丈夫ですが、最近、寒い日が続きましたので母の調子はいまいちでした。

その上1週間くらい前より幻覚が見え始めたようです。

これはパーキンソン病のお薬が増えた時点で言われていました。

幻聴も1回。

また、一昨日の夜、デイサービスから帰り、一旦は母横になって寝ていたところへ、孫が「電話をしてきました。

そして「キラキラばあばは?おばあちゃんと話したい」と言いましたので、母も喜ぶと思い起こしました。

その後、私がお風呂に入っている時、母が「朝ご飯は」とお台所で言っているのが聞こえてきました。

返事をしたところ「どこへおるの

「お風呂場よ」と私。

「まあー、またお風呂に入っているん 夜入ってまた今入って」

    

「今、夜よ」

「何、言ってるん 今は朝よ。 美容院に行くと言うから(母が美容院に行きたがっていましたので、それに合わせて私も行くつもりで母に「美容院に行く」と聞いていました)服を着替えたよ」

そう言いつつ、お風呂場にやってきました。

「まあー、本当にお風呂に入っているわ、朝から。何をしている

「本を読んでいるんよ。今は夜よ」と私。

いや、朝だと言っていましたが、「えー、夜本当 まあ、夜かな。じゃあ、また服を着替えないといけないわ」と言いつつ開けたお風呂場のドアを閉めながら行っしまいました。

この時、何だかすごく微笑ましいと言うか、私はお風呂の中で笑ってしまいました。

これが認知症の始まりかどうかわかりません。

母は「絶対にボケなくない。ボケたら私の人生は全否定だ」と言っていました。

母はとてもしっかりしていますし、忍耐強い。

でも、マイナス思考なので、どよ~んとして碌なことを考えていないこともしばしば。

ボケたら本人は楽かもしれないと思ったりもしました。

 

 先程娘から電話があり、これら一連のことを話すと「お母さん、絶対に一人で介護するのは無理よ。」

「ボケに関してはボケ方にも寄るね」と。

以前、働いていたホスピス病棟の比較的近くに一般病棟がありました。

そこにとても上品はおばあちゃまがいらして皆が「様」をつけて「あいこ様」と呼んでいました。

いつも「飴を下さらない こんなこと言って恥ずかしいわね」とナースステーションに行かれていました。

ご家族が飴をナースステーションに預けていたようです。

そうして、毎日、ひたすら息子さんがいらっしゃるのを待たれていました。

「人は生きていたように死ぬし、生きていたようにボケる」という言葉は私にとって確信となりました。

でも、病気のせいで凶暴になる場合もあるようですから、やはりボケ方によるというのはそうだろうと思います。

いつだったか、クリーニング店でボケてしまわれたお母さんと一緒にいらしていた娘さんに会ったことがあります。

娘さんのお母さんへの罵倒にびっくりしたのですが、お店の方が「彼女は本当に大変なのよ。よく辛抱している。」と娘さんのことを言われていました。

 

 そんなこんなで母が寝込んでいた昨夕、ケアマネさんとヘルパーの事務所の方がいらっしゃいました。

ヘルパーを引き上げたいということが主な要件でしたが、最終的には小規模多機能の施設を勧められました。

「一番まずい時に来ましたね」とケアマネさんが言われましたが、今、国の規制がどんどん厳しくなっていっているようです。

母はとにかく家が好きで・・・。

また、今のデイサービスには機能訓練やマッサージがあり気に入っています。

小規模多機能の施設に変わると、このようなことはあまり行われていないのが現状のようです。

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