原発の放水作戦を成功させた消防庁隊員のコメント。
自分だけ主義の陰でこういう人たちがいて
社会は、会社は、組織は、成り立っている。
私はこういう生き方をしたい。
以下、朝日新聞より
http://www.asahi.com/national/update/0320/TKY201103190460.html
「非常に難しく危険な任務だった。国民の期待をある程度達成でき、充実感でほっとしている」――。東京電力福島第一原発の冷却作戦で、10時間以上の「連続放水」を成功させた東京消防庁の派遣隊員の一部が19日夜、帰京した。
佐藤康雄総隊長(58)ら3人が東京都内で記者会見し、心境を語った。
会見したのは、災害救助のスペシャリストである「ハイパーレスキュー」の冨岡豊彦隊長(47)と高山幸夫隊長(54)。 冨岡隊長は「大変だったことは」と問われると、「隊員です」と言って10秒ほど沈黙。
涙を浮かべ、声を震わせながら、「隊員は非常に士気が高く、みんな一生懸命やってくれた。
残された家族ですね。本当に申し訳ない。この場を借りておわびとお礼を申し上げたい」と言った。
高山隊長は18日、職場から直接現地に向かった。妻に「安心して待っていて」とメールで伝えると
「信じて待っています」と返信があったという。 佐藤総隊長も妻にメールで出動を伝えた。
「日本の救世主になってください」が返事だった。
高山隊長は今回の任務を「目に見えない敵との闘い」と振り返った。注意したのは放射線量。「隊員たちが常に測定しながら安全を確認し、アピールしてくれた。仲間のバックアップがあったから任務を達成できた」と話した。