営業組織を中心に数字を求める企業は多い。
目標としてわかりやすいし、評価の軸となるので当然だ。
各個人はそれでよいと思う。
しかし経営者は違うと私は思う。数字には別の意味がある。
目先の数字に追われる経営者。実は「自分のこと」しか考えていない。
つまり自尊心のための数字となっている。そしてそのスタイルは自らでなく部下にはっぱをかける。
腰掛け社長の典型的なスタイル。自分(の在籍期間)さえ良ければ良い人間は社長になってはいけない。
私にとって数字とは「会社における社会からの評価」だ。
自分たちが全身全霊をかけて提供するサービスの対価の積み上げだ。
だから私はこだわる。だから先頭に立つ。すべて自分の責任だ。
そして数字が足りないとすればその全ての責任は提供側の自分自身に問題がある。
数字は自らのサービスが常に変化するお客様の要望にお応えできているのか?その指標だ。中身だ。
だからここ数年は事業構造変換を進める中で、目先の数字は追っていない。
一番大事なことは今求められる価値をサービスとして創り上げることだ。
私が会社で数字を口にするのは、そのことができているのか?を求めている。
数字達成が目標でなく、自らの価値が認められているのか?それができているのか?
そう考えてほしいと伝え続けている。