私自身は創業時から常に「まずは自分から」というポリシーで仕事してきた。
営業も企画も調査も新規活動も自らの姿を見せて会社を導いてきた。
自分を追い詰めまわりが何も言えないくらい成果を残して威圧?してきたのかもしれない。
自分がやっている分、周りにも厳しくしてきた。それが役割だと強く思ってきた。
それでも会社設立10年が過ぎ、ここ2年前位からは会社のみんなの成長もあり
各人に裁量を持たせて権限移譲を進め、昨年はそれなりの成果を上げたと思う。
しかしながらさらに大きな目標にチャレンジしている今期は人手不足も顕著にあり大変厳しく
再び私がやるしかないと感じ動き、自ら成果も残してきた。
しかしながら、これでは以前と変わらないと感じ始めた。
みんなにとって私が残す成果は目標を達成するための行為であり、会社あるいはみんなの財産にならない。
いくら自分が誇って見せたところで、人はそうは感じない。独りよがりではないか?と感じた。
だから彼・彼女らに任せてみようと決断した。業績の結果責任はすべて私にあるからこそ、任せる。
目標が苦しくてもそれを自分たちの手で達成していくプロセスこそが本当の会社の財産になるはず。
自分もそのことが成長の要因だったと思い出す。みんな間違いなく頑張っているのだから大丈夫だと信じている。
任せていく中で感じるのは人によってスピードが全く違うこと。
私は超せっかちなのですぐに結果を求めるが、人によってはじっくり取組み成果を残す人もいる。
私が引っ張るとそういう良さを消してしまうと感じた。任せはじめることで、この年で大きなことを学びました。
そして今、私がしなければならないのは「会社ブランディング」「人材採用」「外部人脈」など皆の支援だ。
もうすぐ前期が終わる。すこしづつ成果は残ってきている。皆を信じている。