20日午後から新基地建設問題を考える辺野古有志の会/ティダの会主催の教科書問題を考える学習講演会が開かれ、34名の参加があった。
最初に教育支援ネットワーク共同代表の伊波興信氏が「子どもの未来と教科書問題」と題した講演を50分ほど行い、そのあと休憩をはさんで質疑応答と意見交換が行われ8名の発言があった。
講演で伊波氏は、育鵬社「新しいみんなの公民」の内容の特徴と問題点を列挙し、批判した上で、現在の教育現場の状況をふまえたときに、育鵬社の教科書が採択されることでどのような問題が生じるか、今後どう反対していくか、などを論じていた。
会場からの発言では、与那国島出身の大学生から、八重山地区の教科書採択や与那国島の自衛隊配備が、住民の意見を無視して行政主導で進められていることへの批判があった。また、主催2団体による〈文部科学大臣の「竹富町公民教科書有償」発言の撤回 及び「9月8日八重山全教育委員協議」決定の尊重を求める声明〉が読み上げられた。
23日には嘉手納町で「9月8日八重山全教育委員協議の決定を求める県民集会」が開かれます。多くの人の参加で盛り上げていきましょう。
「9月8日八重山全教育委員協議の決定を認めさせる県民集会」
日時:11月23日(水)午後2時開始
場所:かでな文化センター大ホール
☆9月8日八重山全教育委員協議が唯一の採択決定である。
☆「戦争賛美・沖縄差別」の育鵬社公民教科書採択を許さない。
☆憲法違反である文科大臣「教科書有償発言」の撤回を求める。
主催:9月8日八重山全教育委員協議の決定を認めさせる県民集会実行委員会