智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

高校生活スタート

2011-04-06 12:09:49 | 風の旅人

今日は旅人の始業式。
ケガもなく無事に帰ってきた旅人は、今日から「高校生」です。

災害ボランティアには、本当にいろいろな人が集まってきていたそうです。
関西からまる一日かけてトラックで駆けつけた男性。
土日と有給休暇を利用して会社を休んで来たサラリーマン。
部活を休んで茨城から毎日通って来ている女子高生。
入れ墨に新しく「絆」と彫り加えた「そっちの道」の人。
……etc.

ハハはてっきり他のボランティアと一緒に寝泊まりしているのかと思っていたのですが…
石巻専修大学のカフェテリアで寝泊まりしていたのは、旅人独りだったのです。
初日は床に寝袋を敷いて寝たためとても寒かった。
しかし、2日目からは奥のほうにソファを見つけ、そこに独り寝られたので快適だったとか。
電気が復旧し、自販機がついていたため、飲み物にも困らなかったそうです。
旅人がいたのは5号館。
4号館には石巻市社会福祉協議会ボランティア本部があり、被災者の避難所になっている棟もあります。

ボランティアは午前9時から午後4時まで。
いろいろな方面から入れ替わり立ち代わり人が集まって来るので、その日の朝集まった人たちで毎日「班」を編成します。
そして「依頼主」から受けた作業を分担して行います。
旅人は男なので、主に力仕事に従事します。
泥出し
畳の搬出
家具の撤去
運が良ければ、ボランティアもたまに炊き出しにありつくことができます。

石巻市内では、支援物資は余るくらいに充足している。
避難所によって違いはあるかもしれないが…
しかし、ボランティア依頼件数に対するボランティアの数はまだ圧倒的に少ない。
週末は人数が増えるが、平日はやはり少ない。
自分のように春休みを利用して来ている学生も多いので、新学期が始まるとさらに人手不足が深刻になるだろう。
そう、旅人は言っています。

ナント、旅人は最終日、「班長」になった。
班員に「ついこの間まで中学生だった」とばらしたら、「どうりで若いと思った」と驚かれたらしい。
最後は、班員の方が仙台まで車で送ってくれた。

帰ってくるなりお風呂に入り…
そのあと、死んだように眠っていました。
1週間にも満たないボランティアでしたが…
肉体的疲労もさることながら、精神的疲労のほうが大きかったのかもしれません。

でも…
「ボランティアしてよかった!
明日の朝帰るから風呂沸かしといて」
帰る直前に来たメール。

とりあえずハハは、息子がケガもなく始業式までに帰ってきたことにホッとしています。
旅人は旅人なりに「想い」を形にして帰ってきたと思います。
これから始まる高校生活も、充実したものとなるよう心から願っています。

コメント (2)
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