司会(娘)
皆さん、今日は「大物ニジマスパーティー」にお集まりいただき、ありがとうございます
まずはお父さんからはじめの言葉です
お父さん
今日は待ちに待ったマス釣り大会の日でした
場所はとしまえん遊園地隣の「としまえんフィッシングセンター」です。
まず、竿を流れに入れて5分ほどで強いヒットがあり、どのくらいの引きかを娘に体験させたくて娘に竿を渡しました。
しかし、かかった大物は釣り上げる間際にファイトし、残念ですがばらしてしまいました
その後も軽いヒットはあるものの、釣り上げるまでには至りませんでした。
そのうち娘はブーブー文句を言い始め、落ち着かなくなり、おやつばかりを食べ始めました
かれこれ弱い引きで2時間くらい過ぎたころ、また竿にヒットがありました
今度は絶対に釣り上げるぞ!と気合を入れ、岸辺に寄せました。
しかし娘が「早く釣り上げろ!」とプレッシャーをかけてきたせいで、またもや獲物をばらしてしまいました
おそらく40センチくらいの獲物だっと思われます。
やはり網が必要だとわかり、その後、事務所に網を借りに行きました。
残り1時間を切ったというのに一匹も釣れない状況に焦りを感じながらも無心に餌を投げ入れていると…
またぐっと強いヒットがありました
「神様も仏様も見放さなかった」
…と岸に寄せてみると、上がってきたのはなんと仏様になった50センチのニジマスでした
もうだめかとあきらめかけた終了5分前。
今度は今までとは全く違う、ズンっと水中に引き込まれそうな感触が全身に伝わりました
娘と共同で慎重に慎重に岸に寄せ、何とか引き上げようと悪戦苦闘しました
が、獲物は最後の力を振り絞って抵抗し、水中に逃げようとしました
すると、網を持っていた娘が獲物に体ごと覆いかぶさりついに獲物の動きを封じ込めました
体長を計測したところ、なんと65センチ
餌釣りでは最長、全体では2位という好成績でした
こんなに大きなニジマスを釣ったのは初めてでとても興奮しました
最後の最後に釣れて本当に良かったです
司会(娘)
お父さん、ありがとうございました。
それでは、いただきますをします。
思う存分にニジマスを食べてください。
そして楽しんでください。
「いただきます」
(ニジマスパーティー
)
司会(娘)
では、ごちそうさまをします。
手を合わせてください。
「ごちそうさまでした」
司会(娘)
それでは、終わりの言葉です。
娘からお願いします。
娘
はい、皆さん、今日は楽しんでいただけましたか
ニジマスはおいしかったですか
このパーティーは皆さんの思い出に残ったと思います。
終わります。
編集後記
ニジマスの味は、やはり少し泥臭かったです
でも、父娘2人の、芝居がかったクサ~~~いパフォーマンスに付き合って、それはそれで楽しい「ニジマスパーティー」でした、まる