「わんぱくでもいい。たくましく育ってほしい!」
それを地で行くつもりだった私どもが小学校受験を考え始めたのは、私の友人のお子さんが通っている公立校での学級崩壊の話を聞いてからです。
誰よりものんびり屋の息子が公立校に進んで、無事に生き延びる可能性は低いように思えました。
そこから開智学園という素晴らしい学校があるということを知るまでに時間はかかりませんでした。
学校説明会に伺った際、上級生が下級生をおぶって廊下を走り回っている姿に惚れ込みました。
ところが、困ったのが塾選びです。
名だたる有名受験塾を見学したものの、目を見張るほどの月謝と電話勧誘に辟易。
開智受験に実績のあるという地元の塾では、授業中の子どもたちの背中にピッタリ張り付く親御さんの鬼気迫る空気に、たまらないものを感じました。
そんな時に、同じ保育園の卒園生で開智に通っている児童のお母様から、アヤアカデミーの話を聞き、早速相談に伺いました。
新年長児から初めて受験に向かう我が子を受け入れていただき、ほっとしたことを覚えています。
こうして息子は年中の12月からお世話になり始めました。
授業のペーパーで100点をとったり、宿題の制作を提出したりすると貰える『ごほうびシール』&そのシールが10枚たまると手に入る『面白消しゴム』が、息子のヤル気を引き出してくれました。
先生の厳しくも面白い、遊び心も忘れない魅力ある授業に、通うのが楽しみだったようです。
しかし、両親共働きで家庭学習の時間を作ることが難しい中、キチンとした学習ペースがつかめないまま、数か月が経ってしまいました。
先生から紹介していただいた教材(パズル、積木、ドリルなど)も、最初こそ興味を持って取り組んでいましたが、少し飽きてくるとなかなかやりたがらなくなるマイペースなわが息子。
さすがにこのままでは良くないと1日の生活リズムを見直し、夜はペーパーの復習、塾の前日は少しの予習という学習ペースができてきました。
先生は常に、ペーパーだけでなく実生活や実体験からたくさん学べるものはある!とおっしゃっていました。
わが家も休日には水族館や動物園など色々な場所に足を運んだりしました。
結果、自己発信の時にはそれが大いに役立ちました。
夏休みには週3回の授業となり、先生のアドバイス通り、復習中心の家庭学習に切り替えました。
さらに、ご紹介いただいた体育家庭教師の方にも何回か来ていただきました。
こちらは成果が上がるのが早く、息子も自信をつけることができたようでした。
自己発信にも上手くつなげることができて、結局自己発信は2種目でいこうということになりました。
がしかし、このようにあの手この手で対応してはみたものの、成績はいっこうに上がらず低空飛行のまま。
授業も宿題も模擬試験も、あくまで自分のペースでのんびりと取り組んだのは、あっぱれと言うほかないかもしれませんが、あきらかに合格圏外で、親としては冷や汗ものでした。
そんな模試結果をアヤアカデミーに持っていくのは気が引け、夫婦でどちらが先生に渡すかを譲り合いましたが、逆に大受けしてくれた先生の対応に救われたものです。
それでもいよいよ本試験が迫ってくると親のほうが焦ってきて、教えてもなかなか理解してもらえない時には、感情的になって叱りとばしてしまうこともありました。
でも決して、息子は開智受験をやめたいと口にすることはありませんでした。
今思えば、わが子ながらよく我慢してくれたと思います。
息子よ!
よくぞ頑張った!!
不思議なことに、本番直前になって、急に息子の集中力が上がってきました。
先生からも同様のお言葉をいただいたのですが、ようやく本試験間近になってペーパーも合格点に達するようになりました。
自己発信では、自分の好きなもの・得意なことを自信をもって発表することができました。
本試験でもアヤアカデミーで習った内容の類似問題が出て、なんとか合格することができたのです。
マイペースで頑固なところのある息子を合格へ導くのは、骨の折れることだったと思います。
受験生である子どもと親にとって、何が本当にその人のためになるかという先生のご指導に、親のほうも勉強させられました。
深く感謝しております。
先生は最後まで粘り強く、時に厳しくも温かい本物の愛情をもって、接して下さいました。
アヤアカデミーは「みんなで一緒に合格しよう!」という温かい雰囲気の教室で、子どもたちも保護者もみんな仲が良いことが特徴です。
そのような良い環境の中で、小学校受験を体験できたことは親子共に幸運でした。
息子のこの度の合格は、アヤアカデミーでなければ決して頂くことはできなかったと思います。
先生、本当にありがとうございました!
本試験の面接では、校長先生に向かってタメ口をきいたのではないかと思われるような、他のお子さんに比べてまだまだ幼い息子ですが、これから入学準備クラスを通じて少しでも成長してもらえればと願っています。
いましばらく宜しくお願いいたします。
(Tパパ&ママ)