開智総合部 開智望小 合格 男児
我が家で受験を決めたのは年中の2月でした。
2つ上の兄の転入を決めてからだったので、弟の受験を決めたのも2月となってしまいました。
共働きで、平日に通塾できるかどうか…と不安と迷いもありましたが、以前からその存在を知っていた「アヤアカデミー」に一本の電話をしました。
面談では、先生の情報量や経験値、それに裏打ちされた「自信」と「迫力」に圧倒されました。
「やはりこの先生だ!先生にご指導いただきたい!」
夫婦で即決、3月から受講を開始しました。
それまで「受験」を意識した学習に全く取り組んでいなかった息子。
「外で自転車ばかり乗っている息子に理解が追いつくのだろうか…」
「わからない、できない、と通塾を嫌がるのではなかろうか…」
不安な気持ちで臨んだ通塾でした。
案の定、ペーパーは最初のうちはわからない問題ばかりでした。
解くスピードもゆっくりで、時間がかかりました。
でも、できないけれど、難しいけれど、息子はアヤアカデミーに通うのが大好きでした。
何より、問題ができた時に先生からいただく大きな100点!とシール、消しゴムに到達することが嬉しくてたまらない様子でした。
様々なパズル、先生の手作りの立体、カードゲーム、ジェンガ、すごろくなどのボードゲーム、言葉遊び…etc
先生の授業は、遊びの中に子どもに必要な「学び」が含まれていて、子どものやる気をグッと掴むのです。
毎回の制作。
最初ははさみもろくに使えず、うまく早く切ることができませんでした。
セロハンテープも切れませんでした。
のりもたっぷりでした。
そこからでした。
共働きで、様々なことが行き届いていないことを痛感しました。
でも、先生は道具の基本的な使い方や切り方のポイントなどを丁寧に息子に教えてくださいました。
制作発表。
まさに自己発信力。
先生は発表の時、質問をして子どもに考えさせます。
子どもなりに考え、自分の言葉で伝えます。
すると、必ず褒めてくださいます。
もちろん、言葉に詰まっているときは、先生からフォローもあります。
子どもは緊張もします。
でも何とか自分の力で頑張って発表します。
できたときは、ものすごい達成感だと思います。
「僕、発表できたよ!」
息子も、同じクラスのお友だちも、試験前には確実に成長していました。
親はフィードバックの先生の教えを聞いて、見て覚え、同じことを家で息子に伝えながら、学習を進めていきました。
学習のポイントや、教え方のコツを、親も学ぶことができます。
良いことは良いと褒めてくださり、注意するべきところははっきりとおっしゃっていただけます。
そんな先生のメリハリが子どもにやる気と、喜びを与えてくれました。
そして、一人ひとりをしっかりと見てくださり、息子に何が必要か、何を頑張った方が良いかのアドバイスをしてくださいます。
毎週アヤアカデミーを楽しみに通っていた息子でしたが、実は家ではペーパー学習を嫌がって、全くやる気がなくなった時期がありました。
先生にそのことお話しました。
すると、ズバリ!
「ママが怒りすぎなんじゃないの?」
その通りでした。
共働きで、子どもとの学習時間確保に頭を悩ませていた私たちは、気持ちばかりが焦り、息子を怒ってばかりいました。
先生にはお見通しでした!
「ママの焦る気持ちはとてもよくわかるよ。でもね…」
先生にお話ししたことで自分を冷静に振り返ることができ、また、子どもをやる気にさせるアドバイスをいただき肩の力が抜けたのを覚えています。
夏休みのない保育園に毎日通う息子にとって、夏期講習は体力勝負でした。
私たち両親にとっても、仕事との調整で、苦悩の夏となりました。
週3回の授業に加えて、類題演習や制作の宿題。
運動会練習でへとへとになりながら、息子は宿題を頑張りました。
でも、試験時間を意識して行われる授業は、いよいよ試験が近づいているという自覚を息子に持たせてくれました。
そして、それを乗り切ったことで、息子に「自信」が生まれました。
夏前までは家庭学習をしていても、すぐに集中が切れてしまっていた息子でしたが、いつの間にか集中力が持続するようになっていました。
夏期講習の効果はすごいと実感しました。
入試直前。
アヤアカデミーの運動・行動観察特訓前に、突然、39度の発熱。
焦りました。
今まで頑張ってきたのに、入試を受けることができなかったらどうしよう…
高熱の心配と、入試への不安で、夜も眠れませんでした。
先生に連絡すると
「無理しないで大丈夫よ。運動会と試験の両方あるからね。」
入試のことだけでなく、同日に行われる運動会の心配もしていただける先生に、とても温かみを感じ、電話をしながら涙が出そうになりました。
そして、とうとう試験前最後の授業。
帰りの挨拶の後のこと。
先生から「ちょっとまってね。」
アヤアカデミーの神棚から先生が取り出したのは、小さな白い紙袋?
それは「のみぐすり」でした。
「皆には、運動特訓の時に渡したのよ。」
先生から処方されたお薬には、その効能が書いてありました。
そんな先生の演出に感動、感動でした!
息子以上に私が喜んでしまいました。
こんなに熱心で子どもを思ってくれる先生は他にいないと思います。
いつも元気でパワフルです。
そんな先生に、私自身も頑張らなくては!といつも勇気をもらっていました。
子どもたちを思う熱心なご指導に、心より感謝いたします。
最後に…
先生は「合格」だけを目的化したテクニックや知識ではなく、小学校入学後の将来をも見据えた、人間としての生きる能力や知恵を教えてくださる方だと思います。
そして誰よりも、塾生のことを本当に熱心に考えてくださる温かい先生です。
息子の受験に際して、先生とお会いできたことは、私たち両親にとっても大きな財産となりました。
ありがとうございました。