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hanayu温泉

hana&ayu
ぬるま湯生活

【本】1Q84-BOOK3

2012-06-13 22:15:29 | コラム
こんばんは。
hanayuです。

飲み禁止週間。
どことなしか調子が狂って、覇気のない一日を送っております。

なんちゃって。笑

今週は梅雨のせいか、むちうちがちょっとしんどいんです。
でもって昨夜は飲酒量(家飲みはOKもらってるんで)が足りなかったのか
うまく眠れなかった。

寝付けないのではなく、眠りが限りなく浅い、という意味で。
適量って個人差があるのかもしれませんね。


さて、そんな‘のんだくれ’談義はおいといて。
本、読み終えました。


1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉前編 (新潮文庫)
村上 春樹
新潮社


1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編 (新潮文庫)
村上 春樹
新潮社


完結。

ちなみに前回までの感想はコチラにて↓↓

【本】1Q84-BOOK2

読み終えての一番の感想は……

メルヘンだよねぇ。


ある意味分かっていた結末。
そこへ向かうまでに必要な形式を淡々とこなしていった気がするよ。

いかにも村上ワールドで、それでこそ村上春樹の世界なのだな。

文庫化からのスタートなので、今さら私が総合的な感想を述べても
薄っぺらいものにしかならないと思うので
上記の一番の感想でいいか、なんて思う。

もう、今さら分かっている事だものね。


だから、ポイント的に好きなところを書いてみようかな。


まず、村上本に必ず出てくるのが「猫」。
自分が猫好きなので、その猫をキーポイント的に使っているのは
心つかまれちゃいます。

『猫の町』のくだりなんかは
ストーリーとは別に楽しんじゃいましたし。

ありえない事を現実にあった事にしてしまうストーリーの運び方は
いつもワールドに引き込むよね。

メルヘンだなんだとか言いながら
わくわくしながら読む事に夢中になってしまう。

やっぱり魅力なのだ。

でもね、メルヘンだけじゃないからいいの。

タマルの冷たいプロとしての凶暴さとか
牛河の異常なる醜さとかみじめさとか

ありありと、その様をイメージして
青豆ほどじゃないけれど、極限のしかめ面しちゃいそうになる。

描写の繊細さとか、綿密さとか
小説だからこそのだいご味がしっかり味わえるのだと思う。

一度読み進めれば、その世界にどっぷりとはまる。
そして読み終えれば、何だか平和的なメルヘンな気分になれる。

少々めんどうくささも感じないわけじゃないが
結局はハマって最後まで楽しく読めた。
3か月間、楽しませて頂きました!


まだ読んでない方おられれば、ぜひ。
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