先日、『愛を読むひと』をDVDで鑑賞。原作は『朗読者』
ケイト・ウィンスレット好きなもので。少年時代のマイケル役の子が
いいですね。(原作はミヒャエル)
しかし、感動する話ではあるものの、もうちょっと深みが欲しかったかな。
なぜにマイケルはハンナをずっと忘れられなかったのか?
初めての女性だからってだけじゃあちょっと・・・。
この映画みた限りでは、ぶっきらぼうなハンナにあまり感情移入できないのだ。
『朗読』という儀式が二人を強く結び付けていたって事でOK?
ハンナが文盲だったとか、ナチスの親衛隊とか戦犯とかエピソードはあるのに
いまひとつ重みを感じない。マイケルがアウシュビッツ?を訪れるシーンしかり。
ラストもどうも納得がいかない。(ウィンスレットの特殊メイクすごいけど)
マイケル、返事を書けばいいじゃん、早く会いに行けばいいじゃん、
ハンナも死ななくてもいいじゃん、みたいな。消化不良です。
(でも一度、面会で会っている)これなら一度も会わずに終わる方が・・・。
これは、あれです、『マディソン郡の橋』みたいな部類のお話かな?
一緒に過ごした時間の長さじゃなくって、濃度なんだよ、と。
そうでないと、マイケルの元妻も娘も置いてけぼりです。
しかし、ハンナとマイケル、歳の差20以上開いてます。
例えて言うなら私とそこいらの高校生男子くらい。
うーん、私だったら絶対、手、出せません。お母さん気分だもん。