I Will Survive

10年かけモラ夫から脱出、離婚して再婚、
新しい夫と義理の息子ちゃんとの新生活。

ある料理人の一生

2024年01月14日 | 本と雑誌
年末から、わりと料理人の著者を読んでいる。
いずれも面白かった。

「厨房の哲学者」「三流シェフ」前者は中華の脇屋友詞さん、後者はフランス料理の三國清三さん。

どちらも、別に料理人になりたかった訳じゃなく裕福とは無縁な生い立ち。
特に小2から漁の手伝いのため学校へ行かず父親と船に乗っていた三國さんがすごい。

北海道のど田舎から札幌の一流ホテルへ、そこから帝国ホテル、スイス大使の公邸料理人、
フランス🇫🇷中の三ツ星レストランへわらしべ長者のように、実力とチャンスをガッチリものにして
きたキャリアもすごい。普通こんなに努力出来ないっす…と尻込みしながら読んだ。

どちらも読んで思ったが、名が売れて、レストランが満席になり、世界のセレブもやってくる。

美味しいものには誰もが屈服して大金を積んでも食べたくなりビジネスとしては成功する。
それは一人の料理人にとっては必ずしも目指す形では無い。脇屋さんが書いていたが、
プロデューサーになれる料理人と、いつまでも自分で包丁を握っていたい料理人がいると。

お二人とも、コロナ禍を越えてお客様の顔が見える規模のお店を出す、そんな後書きだった。

自分のキャリアをどう締め括るか、バリバリ働いた人なら当然、真剣に考えてしまうだろう。

いろんな夢はもう叶えた、残りの人生で本当にやりたかった形で仕事を楽しむ、ことを。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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おすすめです (あざらし)
2024-01-15 09:00:19
どちらも面白かったです。お二人とも伝統を一通り学んだ上で、日本人ならではの中華やフレンチを作っていき、特に三國さんはミシュランとの確執などを書かれていて。
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おもしろそうですね (マーチ)
2024-01-15 07:46:13
わたしも読んでみようかな。
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