Over 60's yukinokoブログ

実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

探し物は見つからなかったけれど

2020-02-13 05:47:52 | 鬼嫁yukinokoの介護日記

昨日郵便受けを見ると、義母宛のはがきが届いていました。

差出人は、某デパートの友の会事務局。

数年前から届くのですが、以前義母が掛けていた友の会の会費の残高があるというもの。

認知症症状が出始めてからはひとりでデパートに行くこともなくなったので、ずっと放置されたままになっているんです。

一番最初にこういう連絡をもらったとき、義母に会員証などを確認したときには既にどこにあるか所在不明になっていました。

こういうお金を積立るのって、率はいいのでしょうけれど、義母のように「わけわからん人」になってしまうと、後の者が困るんですよね。

数年前など、義母ではなくその継母が掛けていたという互助会の残高がある、という連絡があって、現金には代えられないけれど互助会がやっているお店で

何か商品とお取替えいただいて・・・ということで、わざわざ車を30分走らせて欲しくもないお数珠入れなど買わされた経験があります。

そのとき義母はもう話しても無駄なくらいになっていたので、相方と相談したあとは私の独断で決めました。

 

互助会にしても友の会にしても、客から預かったお金を勝手に懐に入れるわけにもいかないし困る、ということは充分理解できるので、まずはどうしたらよいかを

問い合わせてみました。

私が義母の嫁にあたること、会員本人の義母が認知症で既に買い物などが出来ない状態であること、会員証などが見当たらないことを告げ、

どうすればよいかと尋ねると、電話番号から義母を割り出して

「2009年に月3000円のコースを納めていただいて、一年分36000円とボーナス分1000円券3枚をお渡ししているのが最後になります」

それから一度も使っていないってこと!?「36000円、丸々残っている、ということですか?」「はい」

せいぜい数千円か1万ちょっとくらいかな?程度に思っていたんだけど。それはほっとけない!(笑)

で、この後どうすればいいの?

「2つ方法がございまして、ひとつはお名義をご家族様の誰かに変更いただくか、もうひとつはお渡ししてあるボーナス分を差し引いた残りをキャッシュバックする

方法がございます」

そりゃあもちろんキャッシュバックだよね、と思いつつ更に、義母はそちらに出向けないので誰か代わりの者が行くことになるけれど、委任状すら書くことが

難しいのだけれど・・・と訊くと

「そういう場合は、ご親族様、今回であればご主人様に、ご関係の判るものをお持ちいただいて来ていただくことになりますね」

義母と相方の関係の判る書類、つまり戸籍謄本を持って来てねということ。で、相方が来られない場合私が代理で行くとなると委任状が必要なんですよね~。そして

私の身分証明になるものも要るんですよね?

「そうですね、運転免許証や保険証、あとお認印をお持ちいただくことになります」

あ、そう。なかなかに面倒くさいけど、仕方ないよね(とは言わないけど)。近々伺います、と電話を切りました。

あ~、面倒くさっ!

 

でもこの際だからもう一度義母ゾーンを家探ししてみよう、とまずお昼前に1時間ほど、義母の箪笥など片っ端から探し始めました。

大方の女性同様、義母も袋物、つまりバッグをかなりたくさん所有しておりまして。そのうち既にかなりの数処分した、にもかかわらず、まだある!

そのバッグのポケットの中などをいちいち見たわけなんですが、どのバッグにもティッシュ、それも使いかけのものが混在していたり、携帯の番号を書いた

紙が入っていたり。

財布とか小銭を入れる小さなポーチなどもあちこちにありましたし、一番ひどかったのは義父が生前使っていたウエストポーチ。

ポーチ自体にも、そして中に入っていた財布などにもカビが生えていて、不衛生なことこの上ないし、おまけにその財布の中には合わせて5000円ほどのお金も

残っていました。お金にカビ生えてなくてよかった~!(苦笑)

途中お昼を挟んで1時頃からまた1時間ほどあちこち探したものの、会員証は結局出てきませんでした。

その代わりと言っちゃなんですが、もう明らかに要らんだろ、これ!!なものをボンボン処分対象に。

小さな手帳などもあちこちのバッグに入っていて、ちょっとだけ書いてそのままな状態でしたが、その中に義母が自分の記憶力の衰えについて書いていた

ものがあるのを読んで、何とも言えない気持ちになりました。

私でも若いときのようにさっさとことがはかどらないことにいらつくことがあります。自分の力や意思だけではどうしようも出来ないことに対する義母の

気持ちが少しわかったような気がしました。

 

レジ袋にして2つくらいの不要品を出しましたけど、まだまだたっぷりものが残っています。本格的にやったらどうなるんでしょうね。

でもショートステイのロングに義母がお世話になったら、大鉈を振るうつもりでいます。もちろん何らかの理由で戻される可能性もあるので、必要なものは

当然残してはおきますけどね。

今も古い写真がたくさん出てきました。こういう「思い出系」のものが一番処分に困りますよね。さっきも子どもたちの小さかった頃の写真が出てきて、

思わず手が止まってしまいましたから。若い頃の相方や私の写真もありましたし。どうしましょうねぇ、これ・・・