今年も柿のシーズンがやってきました。ただの柿ではなく、吊るし柿。
吊るして干す、ということはすなわち渋柿。甘柿の木もあるにはありますが、渋柿の勢いに負けて今年生ったのはたった3個。片や渋柿はと言うと、鳥に
食べられかけたり、そのために落ちてしまったものも入れると530を超えるくらい。無傷で干し柿に出来るものは全部で522個ありました。
縄のれんのように、一本の縄にいくつも吊るすやり方もありますが、我が家ではもっぱら2個ワンセットで干しています。去年の今頃の記事にも載せたはず。
ご近所さんにもお配りして、我が家に残ったのはそれでも200個もありまして・・・・・・
去年までは義母も少しは皮むきを手伝っていて、私は何ひとつ手伝いませんでしたけど、今年からはそうも言っていられないでしょうね。
柿渋でべとべとになりながら皮むきを手伝うことになるのでしょう。
もっとも柿自体が大きめなので、皮むきはわりと楽。小さいとむきにくいですもんね。
この干し柿作りをバイト仲間のさっちゃんとさえちゃんも毎年やってくれています。
先日も柿を取りに来てくれたのですが、そのときさっちゃんが持ってきてくれたのが
シフォンケーキ。さっちゃんのお手製です。
さっちゃんは料理上手かつお菓子作りもとても上手で、ラッピングも凝っているんです。まるでお店で売っているもののようなレベル。
このシフォンケーキは柿のお礼、ではなくて、彼女が携わっている養蜂プロジェクトのクラウドファンディングに出資したお礼の品のひとつで、権利は持って
いたもののまだ行使していなかったので、いいタイミングということで柿と物々交換することにしました。このシフォンケーキの他に蜂蜜2瓶も一緒に持ってきて
もらっています。こちらも返礼品。
「口の中の水分持っていかれるから、生クリーム添えて食べて~!」と言っていましたが、そんな結構なものは我が家にはなく、しかもホイップするにも
人力しかなくて。電動ハンドミキサーはずっと前に処分したんです。だって、出番がほとんどなくなってしまったから。
でも生クリームなどなくても充分おいしくしっとりとしていました。
もしかするとさっちゃん、いずれは焼き菓子のお店を開く、かもしれないんです。もしそうなったら店番に雇ってもらおうかな?なんて思ったり。
これがあと2つ食べられるわけですが、いつのタイミングにしようかなぁ?クリスマスあたりでもいいかもしれませんね。
そういえば柿は外国でも人気で、Kakiで通じると以前訪れた美術館の庭で行われていた野点の席で、外国人女性が話していました。でもそれは生の柿のこと。
干し柿の存在は多分知らないだろうな。
そしてご近所さんのお宅ではアルコールを使って上手に渋抜きをしています。「さわす」って言うらしいですけど、我が家にもお福分けがやってきました。
種が全くなくて切るときにすごく楽!うちの甘柿は種だらけなので、どこを切っても固くって。
品種によって形や大きさも色々。甘いだけでこれまではそんなに食べなかった柿ですが、最近は大好きになりました。でも干し柿はやっぱり苦手。
ドライフルーツ全般に言えることですが、私には少々甘すぎるんです。でもクリームチーズと一緒に食べるとおいしそうだな。