先日の相方の叔母の通夜や告別式は、コロナ後初めて経験する冠婚葬祭でした。
最近では家族葬がすっかり主流となり、ご近所で誰か亡くなっても回覧板や立ち話などでそのことを知ることがほとんど。
今どきの葬儀などの感染対策などはどうなっているのか気になってはいたので、その辺りを少し気をつけて見ていました。
今回亡くなったのは義父の妹で、私たちが結婚するときはまだ毎年正月に「いとこ会」と称した新年会が男きょうだいの家で持ち回りで行われていて、私も
結婚する年のいとこ会で親族デビューとなりました。
そんなわけもあって、相方はいとこたちととても仲がよく、グループLINEはもちろんだし、義父が亡くなったときはもちろん伯父たちが亡くなるたびに、
悲しみもあるけれどそれはもう賑やかで。
今ではそういう悲しみの席でしか会うことがほとんどないいとこ達ばかりなので、一気に子ども時代に戻ってしまうのでしょうね。
式場では入り口などに消毒液が置かれ、芳名帳に記入するときに使うペンもその都度消毒。座席もひとつずつ間を空けて設置されていました。それなりの
感染対策はしていたと思います。
式場は家族葬専用で広くなく、親族の他叔母の友人などもいたし親族も多めだったので、椅子を置くスペースが足りなくなるほど。
おそらく換気のためでしょう、入り口の自動ドアも開けたままで時折冷たい風が入ってきました。真冬になったらどうするのか・・・
そして葬儀が終わって故人との最後のお別れ、という段になると棺の周りに人が群がる密状態になるのは避けられません。
棺に花を納めて最後のお別れをした後で少し離れたところから見ると、ここにコロナの感染者がいたら間違いなくクラスター発生だなと思わせる混雑ぶりに
悲しみをしばし忘れてしまいました。
相方と私は式の後仕事もあるので火葬場までは同乗せず帰宅しましたが、いとこたちのうち何人かは一緒に葬儀場の中型バスに乗り込みました。
おそらく初七日法要まで付き合ったと思いますが、きっと賑やかなプチいとこ会状態となったのではないかと思われます。
私としては、こんなコロナのご時世ですから、そのあたりを少し心に留めての言動に努めてもらいたいなと思います。もう皆50代、60代のいい大人なんだもの。
そしてバス。ソーシャルディスタンスなどなく、乗れるだけ乗ってしまった感じがあったな・・・・・・これがきっと他人が乗り合う路線バスなどなら、
感染するのではないかという心配も頭をよぎりそうだけど、親族とか知人とかだとその心配はどこかへ置き去りにされてしまうような感じでしょうか。
そんなことをいろいろと考えてしまうのも、義母がまだいるから。昨日ようやく退院日が明後日に決まりました。胃ろうを作って体調も安定しているので
しばらくは葬儀のことは考えなくてもよさそうですが、それでもいつかその日はやってくる。そのときにコロナの感染状況がどうなっているかわかりませんが、
コロナ前にはない気苦労はあるでしょうね。