昨日の午前中、相方と義母を退院後初診察に連れて行きました。
なにも2人がかりで付き添わなくても・・・と思わないでもないのですが、なにしろ車いすの扱いも超初心者だし、ひとりではトイレにもおちおち行けない(笑)。
その病院での外来診療も初めてだったのでわからないことばかり。最初の受付で事足りるのかと思いきや、各診療科の受付に受付票を出さないといつまで待っても
呼ばれないことに気づいたのは、採血や皮膚科の診察を終えて最後の消化器内科で診察待ちをしているときでした。
その採血の際も、元々血管が細いことに加えて加齢でより血管を探りにくくなっていて、若い担当の看護師さんが同僚にヘルプを求めてようやく針が刺せたものの
痛くて腕を動かそうとしたり、採れる血液がまるで点滴のようなしずく状で、検査が出来るギリギリの量しか採れませんでした。
次の皮膚科の診察で、悪くすると切断かも、と言われた指の状態を私たちも初めて見ました。担当医によると「あ、ずいぶんきれいになりましたね」ということ
でしたが、私たちとしてはこれでよくなったの?というレベルで指先は真っ黒。
一番ひどいときには第一関節が腫れあがっていたということで、写真を見せてもらいました。確かにそのときと比べると腫れはおさまっています。
先の部分は完全に壊死しているのだけれど、簡単に言えばミイラ化してそれで安定するなら切断のほうがリスクが高いので、このまま薬を塗って様子を
観ましょうということでした。ミイラの言葉が出たときには目が点になりましたけど、落ち着いているのならまぁいいか。
最後の消化器内科の診察のときに、先の採血でカリウムの値が低いので薬を出しましょうと言いながら担当医が胃ろうの状態を確認したとき、
「ちょっと熱くないですかね?」と言われて、ぎょっとしました。入り口でのモニターでの検温時には36度台だったはずなのに。額に手をやると、確かに熱い
気がしました。
検温すると37.8℃。特養の職員さんが熱が上がったり下がったりしていると話してはいたのですが、37.5℃超えでまたぎょぎょっと。
これが38℃を超えていたらまた点滴だとかになったかもしれませんが、そういうことはなく次の予約をしてようやく診察終了。
その後薬局で薬をもらうときにも待たされて、全て終わったのが午後2時近く。
病院の大きさと待ち時間は比例しているものですが、待つのって本当に疲れますね。特に慣れない病院では。
診察の前後に特養からの車を待つ間、病院の入り口のロータリーでいろいろな患者さんや家族を見ていましたけど、高齢者の面倒を看ている家族は本当に
多いです。ご家庭でもいろいろと大変だろうなと思いながらその様子を見ていました。
相方も私もそういう自宅での介護らしい介護はほとんどしないまま、義母は特養のお世話になっていますが、本当に「有難い」ことだなと思います。
今回スムーズに事が進んだのもいろいろなご縁があったからなのですが、それには相方の誠実な仕事ぶりや人柄が大きく影響しています。自分の夫のことを
褒めるのって気恥ずかしいですが、彼のしてきたことが多分きっと、よいご縁の種まきになったのでしょう。