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「疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、侵(おか)し掠(かす)めること火の如く、動かざること山の如し」(“孫子”の句より)
先般来、何度目となろうか。
4度目か、5度目となろうか、尊敬する池波正太郎先生の著書「真田太平記」(12巻)を手に取っている。
暇を見つけては、少しずつ読み進め・・・第7巻“関ケ原”まできている。
この物語、戦国の偉大なる武将・武田信玄の近習として仕えていた真田昌幸、その父から三代にわたる長編小説である。
もっとも、昌幸の父で真田家を興した幸隆の話は、あまり出てこない。
信玄の話も少ない。
信玄が上洛の途にあったところ突然の死去。
あと5年、あと10年長生きをしていたら、日本の歴史も大きく変わったであろう。
・・と、多くの歴史家たちも認めている。
それほど偉大なる戦国武将。
その信玄の戦略・戦術、武将としての処し方を若き日に学んだ昌幸、嫡子信之と次男幸村らを交えて活躍する壮大なドラマが描かれている。
もっとも、戦国時代の終焉となった関ケ原から、大坂の陣を経て戦(いくさ)のない確固たる幕藩体制の基盤を作った徳川家康も「信玄の戦略・戦術、武将としての処し方」を大いに学んでいる一人である。
信玄の後を執った武田勝頼が、織田・徳川軍に敗けるところから、この長編「真田太平記」は始まる。
高遠城の陥落から・・・。
ちなみに、真田家の旗指物(軍旗)は、六連銭(通称:六文銭)である。
先日、いろいろと部屋を整理していた家内が、「風林火山」を染め抜いた手拭を取り出してきた。
そういえば、数年前に歴史好きの娘が池波正太郎先生に関連する品物を送ってくれた際、武田信玄の旗指物である「風林火山」を染め抜いたこの品も送ってくれていた。
大事なもので仕舞い込んでいた。
今、まさに戦国武将の長編を読んでいる最中(さなか)、気分も高揚するこの手拭を目に付くところに飾ってみた。
リビングのテーブルクロスに・・・。
これは、これで素晴らしく引き立つもの。
一昨日のJRA「安田記念」の予想外しで腐っていたが、ちょっと、元気の出る品に再び出会えた。
「Don`t think feel」
・・である。
そのようなことも思いながら、「真田太平記」第7巻“関ケ原”のページをめくっている。(夫)
(テーブルクロスにして・・・戦国武将に思いをはせている)
[追 記]~堀尾吉晴~
なお、「真田太平記」には、堀尾吉晴・忠氏親子の話も少し書き込まれている。
先般、天守が国宝に指定された松江城を後年に築城した親子なのだ。
ところが、城の完成を見ることもなく、二人とも亡くなっている。
無念であったろう。
このたびの国宝松江城には、400年の時空を超えて、堀尾吉晴・忠氏親子の功績が称えられたことにもなる。
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流石文学好きの方だけあって 暇を観ては読書ですか
私は書物と言えば無線工学 和声学などですが最近は全く読んでいません
雨はやみましたが現在22度99%です
さすがです。
当方、化学系の理系でしたが、小説が好きで池波時代小説三昧です。
若い頃はいろいろな推理小説も読んでいました。(笑)
すごく湿度が高いですね。
きついでしょう。
健康管理にご留意ください。