今回の旅行で、どうしても行きたかったところはアユタヤである。
20年前のバンコク滞在中に、友人や親せきを案内して、車で3回ほど行ったところである。破壊されつくした遺跡の印象は強烈であったが、アユタヤという「町」の記憶はほとんどない。昼に、どこかの大きな通りに面したレストランで美味しいビールとタイ料理を満喫した記憶のみである。
そこで、今回はバンコクの鉄道の中心駅フアランポーン駅から普通列車(3等列車)に1時間半揺られて、アユタヤへ行った。列車内では、タイの人々や、スイスから遊びに来た若い女性との会話を楽しみ、あっと言う間の1時間半で、アユタヤ駅に着いた。
アユタヤ駅前で纏わりつくツクツク(3輪タクシー)やタクシーの運転手を無視し、地図をみながら、西に向かってパサック川(チャオプラヤ川の支流)を渡し船で渡り、町中をゆっくりと歩いて、世界遺産の遺跡を巡った。
町中は歩道に設けた屋台と行きかう人々で活気に溢れていた。
各遺跡も、懐かしいところや、見逃していたものなど、ゆったりとした観光地巡りができ、のんびりした1日を過ごした。
写真は、最も有名なアユタヤ遺跡のワット・プラ・シー・サンペットのシンボル3基の塔である。