ごはんに関しては、しごく落ち着いて召し上がるH氏にとっては、時間の気になる朝ご飯といえど、憩いのひとときのようだ。慌ただしくご飯をかき込んだりせず、のんびりと箸を動かす。今日のように私だけ休日という日にも、私にとっては朝の一段落するほっとする時間(10分ほどだけど)でもある。
小さな海外の話題がテレビで流れる。ぺルーの研究所に勤める日本人男性、石塚睦氏の夢とその実現への軌跡の話である。彼が個人でぺルーに天体観測所を造る夢を抱き、家族共々1957年ぺルーに渡る。幾多の苦難の末、やっと22年後の1979年に完成をみるも、その9年後の1988年にコロナの観測を始めた矢先、反政府ゲリラに破壊されてしまった。長年の苦労が水泡に帰したかに見えた。
しかし石塚睦氏は執念の人だった。その後も息子とともに地道に、再度夢に向かって歩み続ける。これぞ再チャレンジ!魂なのだ。
天文台に先立ち、昨今りっぱなプラネタリウムを完成させ、ほどなくオープン!というところまでこぎ着けた、という話だった。天文台の電波望遠鏡の購入資金は現在募集中(上・最初のリンクを参照)で、現在進行形だそう。テレビに映った石塚氏は最初の天文台が爆破されたときに、よく諦めませんでしたね、というインタビューに「意地! 男の意地ですわ!」と力強く応えてらした。なんてかっこいい!
「ぺルーの子ども達のためにあきらめる訳にはいきません」とか「ぺルーの天文学研究にはどうしても天文台が必要なのです」とか、いいそうじゃないですか、普通。
それが「意地!」ときたね。私が森の石松だったら「おう、寿司食いねえ!」とすすめたいところである。この気概のあるジイさんを、一発で気に入ってしまった。
この石塚上昇気流にのって、気持は高揚する。自転車を押して出勤するH氏に「今日も青虫チェックしとくしね~!」と元気よく声をかければ、いつになく気弱に「たぶんキャベツはもうあかんし、せんでええわ・・・」とつぶやくH氏。
「何ゆうてんの。もはやキャベツが問題やないねん! 青虫成敗がメインやねん」
「おお~。見方変えると、希望がでてくるなぁ」と気を持ち直して、彼は自転車を走らせて仕事に出かけた。
本日の青虫162匹也。彼らは周囲に被害を及ぼすこともないスギナの原っぱに放してあげる。毒をもって毒を制す。スギナはいくら食べてもかまわないからね。彼らが好きか嫌いかは別にして。
外側の葉脈が残ったレース状の葉っぱのまんなかで、ちいさなキャベツちゃんが球になっているのを、なんとか守ってあげたいものである。
小さな海外の話題がテレビで流れる。ぺルーの研究所に勤める日本人男性、石塚睦氏の夢とその実現への軌跡の話である。彼が個人でぺルーに天体観測所を造る夢を抱き、家族共々1957年ぺルーに渡る。幾多の苦難の末、やっと22年後の1979年に完成をみるも、その9年後の1988年にコロナの観測を始めた矢先、反政府ゲリラに破壊されてしまった。長年の苦労が水泡に帰したかに見えた。
しかし石塚睦氏は執念の人だった。その後も息子とともに地道に、再度夢に向かって歩み続ける。これぞ再チャレンジ!魂なのだ。
天文台に先立ち、昨今りっぱなプラネタリウムを完成させ、ほどなくオープン!というところまでこぎ着けた、という話だった。天文台の電波望遠鏡の購入資金は現在募集中(上・最初のリンクを参照)で、現在進行形だそう。テレビに映った石塚氏は最初の天文台が爆破されたときに、よく諦めませんでしたね、というインタビューに「意地! 男の意地ですわ!」と力強く応えてらした。なんてかっこいい!
「ぺルーの子ども達のためにあきらめる訳にはいきません」とか「ぺルーの天文学研究にはどうしても天文台が必要なのです」とか、いいそうじゃないですか、普通。
それが「意地!」ときたね。私が森の石松だったら「おう、寿司食いねえ!」とすすめたいところである。この気概のあるジイさんを、一発で気に入ってしまった。
この石塚上昇気流にのって、気持は高揚する。自転車を押して出勤するH氏に「今日も青虫チェックしとくしね~!」と元気よく声をかければ、いつになく気弱に「たぶんキャベツはもうあかんし、せんでええわ・・・」とつぶやくH氏。
「何ゆうてんの。もはやキャベツが問題やないねん! 青虫成敗がメインやねん」
「おお~。見方変えると、希望がでてくるなぁ」と気を持ち直して、彼は自転車を走らせて仕事に出かけた。
本日の青虫162匹也。彼らは周囲に被害を及ぼすこともないスギナの原っぱに放してあげる。毒をもって毒を制す。スギナはいくら食べてもかまわないからね。彼らが好きか嫌いかは別にして。
外側の葉脈が残ったレース状の葉っぱのまんなかで、ちいさなキャベツちゃんが球になっているのを、なんとか守ってあげたいものである。