紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

梅雨時の花暦

2007-06-19 23:46:36 | 季節
 葵の花がすっくと立ち上がって、凛と咲く季節である。すでにウチの朝顔は花をつけ始めた。すでに気分は夏である。

 気分だけでなく、きゅうりや茄子は実をつけ始め、収穫の季節が始まり、シーズン的に貧困にあえぐ我が家に救いをもたらしている。まもなく、イチジクの実も色付くはずなので、デザートもよろしく!と、イチジクの木に声をかけたりするこの頃である。

 泰山木の大振りの白い花も、芳香を放ちながら、次々と栄枯盛衰を繰り返している。ホタルブクロが咲き、ラベンダーの花も可憐に咲いた。西洋の香りのいい青紫の水引のような風情である。

 セキチクやナデシコも、花の長寿を誇っている。新参者のトルコキキョウや、百日草も、まもなく咲くはず。

 通り道の田んぼの脇に一列に植えられたアヤメが見頃である。雨に濡れる風情がまた、なんとも艶っぽい。アヤメには雨がよく似合う。

 毎年職場の芝生から数本でてくるネジ花だが、今年は残念ながら見る事は出来ない。最近芝生の草刈りを念入りにされたので、雑草がキレイに抜かれていた。あの小さな螺旋状の花、すきだったのになあ。別名「もじずり」。小倉百人一首の中の歌にもある通り、古歌にも歌われている。

 こうしてみると、梅雨時には意外にたくさんの種類の花が咲いている。梅雨時にも楽しい事はあまたあるらしい。

 本日一番笑った事。いしいひさいちの新しい文庫本のタイトル。それは「ユー・アー・マイ・参議院」。タイムリーかつ凡人には思いもつかないタイトルである。