ふと脳みそのシワの間から、あぶくのように脈絡無く疑問が浮かんでくるときがある。
それを放置しておけばいいものを、魔が差してつい調べてしまうと、かえってますますナゾが深まり、よけいに?の数が増殖してしまうことがある。
今日のお題は「甘茶でかっぽれ」。テレビドラマのお座敷場面のお座敷撃フひとつとして、たま~にメロディ付きで耳にするけど、なんなんだ、一体これは??
って、もしかしたら知らない人の方が多いかもしれないので、一応の基本としてはこんな感じかな↓
☆幕末から明治にかけて流行した俗謡「かっぽれ」の囃子詞(はやしことば)の一節。(Yahoo!辞書)
☆滑稽な踊りを伴う俗曲。「かっぽれ、かっぽれ、甘茶でかっぽれ」というはやし言葉が入る。(はてなキーワード)
基本をおさえたところで、まず「甘茶」から。
これはお釈迦様のお誕生を祝う「花祭り」(灌仏会)で、天上天下唯我独尊とボディランゲージをしている(という伝説がある)、絶対ありえないけど直立してちょっと埴輪っぽいメ[ズの赤ん坊のお釈迦様にかけるお茶として有名である。ある意味、お釈迦様にとっては滝に打たれる修行の日かも。
ウィキで調べると、植物としてのアマチャは、
ユキノシタ科の落葉低木ガクアジサイの変種。甘茶の甘味成分としてフィロズルチン(d-phyllodulcin)とイソフィロズルチンを含む。苦味成分としてタンニンを含むが、カフェインは含まない。
生薬としては、抗アレルギー作用、歯周病に効果を有する(日本薬局方に収載)。
ということらしい。
じゃあ、かっぽれは?
江戸撃ゥっぽれの第5代目家元、櫻川ぴん助家元によれば、語源としては
かっぽれとは、「おかぼれ」、
「あなたに惚れました、命がけ。私に出来る事をあなたにしてあげます。けれども見返りは求めない」という意味で、男女の恋愛はもとより、家族愛や人類愛など、広い意味での感謝・思いやりを表す言葉です。
かっぽれは大阪・住吉大社の住吉踊り(重要無形文化財指定)に端を発し、江戸は浅草三社様の境内で大道撃ニして踊られていたものです。
また、かっぽれは五穀豊穣を願った奉納券\です。
大雑把にいえば、こんなところか。
で、「甘茶」と「かっぽれ」の連続技にもアウトサイダーな諸説があり、その幅広いバリエーションが、なかなかにワールドワイドなのだ。
今度は多賀家梅若路家元のHPより引用。
○韓国語説
「かっぽれ」の歌詞を照らし、紀伊国屋文左衛門(みかんで儲けた人)となんらかのつながりがあるというのです。
「カッャ戟i;帰りなさい)、カッャ戟i帰りなさい)、アマチャデ(アマ;女、;ふさがっている=もう女はいないよ)、カッャ戟i帰りなさい)」という韓国慶尚道方言会話体だと、言うのが韓国人 李寧煕(イヨンヒ)著 「フシギな日本語」の説。
○古代ギリシア語説
“かっぽれ”の語源はギリシア語のカルメ[レ(収穫)であり、かっぽれ踊りは収穫祭の踊りであった、と主張するのは新渡戸稲造〈!〉
○「かっ掘れ」§J働歌説
江戸初期に江戸城周辺のお堀をつくる工事の際に、集められた人足が「かっ掘れ、かっ掘れ」といって景気づけのため はやしたとのこと、休憩には甘茶が振舞われたであろう、と司馬遼太郎が 随筆で書いています。
・・・「甘茶でかっぽれ」。いっそうナゾは深まるばかりである。
*かっぽれについて、もっと詳しく知りたい方は、上記家元HPにリンクを貼りましたので、そちらでじっくりどうぞ。面白いですよ。
それを放置しておけばいいものを、魔が差してつい調べてしまうと、かえってますますナゾが深まり、よけいに?の数が増殖してしまうことがある。
今日のお題は「甘茶でかっぽれ」。テレビドラマのお座敷場面のお座敷撃フひとつとして、たま~にメロディ付きで耳にするけど、なんなんだ、一体これは??
って、もしかしたら知らない人の方が多いかもしれないので、一応の基本としてはこんな感じかな↓
☆幕末から明治にかけて流行した俗謡「かっぽれ」の囃子詞(はやしことば)の一節。(Yahoo!辞書)
☆滑稽な踊りを伴う俗曲。「かっぽれ、かっぽれ、甘茶でかっぽれ」というはやし言葉が入る。(はてなキーワード)
基本をおさえたところで、まず「甘茶」から。
これはお釈迦様のお誕生を祝う「花祭り」(灌仏会)で、天上天下唯我独尊とボディランゲージをしている(という伝説がある)、絶対ありえないけど直立してちょっと埴輪っぽいメ[ズの赤ん坊のお釈迦様にかけるお茶として有名である。ある意味、お釈迦様にとっては滝に打たれる修行の日かも。
ウィキで調べると、植物としてのアマチャは、
ユキノシタ科の落葉低木ガクアジサイの変種。甘茶の甘味成分としてフィロズルチン(d-phyllodulcin)とイソフィロズルチンを含む。苦味成分としてタンニンを含むが、カフェインは含まない。
生薬としては、抗アレルギー作用、歯周病に効果を有する(日本薬局方に収載)。
ということらしい。
じゃあ、かっぽれは?
江戸撃ゥっぽれの第5代目家元、櫻川ぴん助家元によれば、語源としては
かっぽれとは、「おかぼれ」、
「あなたに惚れました、命がけ。私に出来る事をあなたにしてあげます。けれども見返りは求めない」という意味で、男女の恋愛はもとより、家族愛や人類愛など、広い意味での感謝・思いやりを表す言葉です。
かっぽれは大阪・住吉大社の住吉踊り(重要無形文化財指定)に端を発し、江戸は浅草三社様の境内で大道撃ニして踊られていたものです。
また、かっぽれは五穀豊穣を願った奉納券\です。
大雑把にいえば、こんなところか。
で、「甘茶」と「かっぽれ」の連続技にもアウトサイダーな諸説があり、その幅広いバリエーションが、なかなかにワールドワイドなのだ。
今度は多賀家梅若路家元のHPより引用。
○韓国語説
「かっぽれ」の歌詞を照らし、紀伊国屋文左衛門(みかんで儲けた人)となんらかのつながりがあるというのです。
「カッャ戟i;帰りなさい)、カッャ戟i帰りなさい)、アマチャデ(アマ;女、;ふさがっている=もう女はいないよ)、カッャ戟i帰りなさい)」という韓国慶尚道方言会話体だと、言うのが韓国人 李寧煕(イヨンヒ)著 「フシギな日本語」の説。
○古代ギリシア語説
“かっぽれ”の語源はギリシア語のカルメ[レ(収穫)であり、かっぽれ踊りは収穫祭の踊りであった、と主張するのは新渡戸稲造〈!〉
○「かっ掘れ」§J働歌説
江戸初期に江戸城周辺のお堀をつくる工事の際に、集められた人足が「かっ掘れ、かっ掘れ」といって景気づけのため はやしたとのこと、休憩には甘茶が振舞われたであろう、と司馬遼太郎が 随筆で書いています。
・・・「甘茶でかっぽれ」。いっそうナゾは深まるばかりである。
*かっぽれについて、もっと詳しく知りたい方は、上記家元HPにリンクを貼りましたので、そちらでじっくりどうぞ。面白いですよ。