花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

雪つりとりんご栽培

2012年02月14日 | 学校
名農の松に施された雪つりです。
雪の重みで枝が折れてしまわないようにする伝統的な日本の技術です。
松の曲線と放射線状の縄が作る直線の造形は
きわめて高いデザイン性を感じます!
今は兼六園などの公園が有名ですが、
そもそもは西洋からリンゴが導入された際、
枝が折れないように考案した農業技術で
正しくは「りんごつり」というそうです。
日本で初めてりんごが持ち込まれたのは青森でも長野でもなく北海道。
わかるような気がします。
この地域にもりんごの樹がたくさんありますが
雪つりしているものを見ることはありません。
北海道ほど雪が降らないためか、
はたまた手間がかかるから施さなくなってしまったのか?
だいぶ雪も少なくなってきましたが、県南地方の雪はこれからが本番。
重く湿った雪から枝を守るには、この雪つりが必要です。
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レタスとの再会

2012年02月14日 | 学校
昨年の秋に実験のため播種したレタスです。
マイクロバブルで除塩すると
果たして本当に植物は生長できるようになるのか
実証試験をしたものです。
これはEC4の塩害土壌マイクロバブルで処理した鉢!
発芽率は75%もありました。
水で処理したものは約45%、除塩しないものは発芽しませんでした。
いかにマイクロバブルが効果的かよくわかります。
そのレタスがこの氷点下の温室で元気に生きていました。
まさかまた生きて会えるとは思ってもいなかったので感激です。
よく見ると百鉢ほどの植物を育てているこの温室で
生き延びているのはこのレタスとイチゴ、
そして1年生が遊びで植えたエシャロットの20鉢ぐらいでした。
二重のカーテンで覆って保温しているので、日中も太陽光は十分届きません。
赤色LEDだけで光合成をしていると思われます。
植物工場では照射光による生育の違いは調査されていますが
それは快適な環境の中の話。
このような低温の中ではどんな効果があるのか来年試してみましょう。
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