観測再開の予感

第１農場といって気象観測と答える人はかなりの名農通。
若い人は何のことかわからないと思います。
かつて第１農場は気象台八戸測候所の正式な観測地でした。
時代の流れで観測地ではなくなりましたが
名農の先生と生徒たちが引き継ぎ、検定を受けた正式な機器で
正式なデータを何十年も記録し続けました。
これがかの有名な名農気象班です。
気象は平年とデータを比較して予測します。
観測地でなくなっても地域の試験場などの農業関係機関は
長年の観測データがあるため、名農に問合せしていました。
もちろん名農も気象月報を発行してその期待に応えていたのです。
その気象班、現在はもうありません。
すべて自動観測装置に変わっています。
ところが昨年の洪水でその観測装置もすべて壊れてしまったのです。
気象の名農の伝統もここまでと思ったのですが、
どうやら新しい機器が導入されることになったようです。
高い柱の先には風速計や日照計が据え付けられています。
その柱の右側、屋根に立っているのは送信機です。
ここで観測したデータは遠く離れた名農の農場に送信されます。
まだ観測は休止状態ですが今後が楽しみです！

春が来る前に！

第１農場には事務室や学習する実習室など
いくつか建物があります。
音がする建物を覗いてびっくり。
中はご覧の通り、内装などを修理しています。
昨年の秋、馬淵川はこの建物を飲み込んでしまうほどの
大洪水を引き起こしました。
そのため部屋の壁などがぼろぼろになっていました。
その修理が今、行われているのです。
今度、名農生が実習に来る時は、
きっときれいな部屋で勉強できるはずです！