花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

春の山菜

2013年04月05日 | 学校
チームの温室は加温していません。
つまりこの温室の気温は自然に近い状態にあります。
したがって室内には旬が残っています!
4月、冬の間眠っていた山菜が顔を出してきました。
これはゼンマイ。この他にワラビやコゴミ、
ウルイなどの山菜が栽培されています。
昨年、チームは光を使ってコゴミのポリフェノール量を
格段に増やす方法を開発しました。
強い光を嫌う陰性植物に光を当てるという逆転の発想が
高く評価され京都大学のテクノ愛で準グランプリを受賞。
成功するまでまる2年もかけた力作です。
しかし山菜にはもうひとつの研究テーマがありました。
今年はやり残していた研究を再開します。
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イチゴの旬

2013年04月05日 | 学校
温室で生物生産科の研究チームがイチゴを栽培しています。
花も咲いているのでそろそろ実をつけるものもありそうです。
一季成りイチゴを露地で栽培したことがある人はわかると思いますが
開花して結実するのは青森県では初夏です。
日本一の産地である栃木でも露地栽培すると5月頃だといいます!
これが植物としての本来の姿で正しい旬です。
ところが今の日本は温室栽培が普及したため
12~3月の生産量が最も多くなります。
一番消費者の目に触れる機会が多い時期を旬と呼ぶのであれば
今のイチゴの旬は冬になってしまいます。
多くの資料やホームページでもイチゴの旬は
冬と堂々と書かれてあるものが意外と多く驚きます。
子供たちもクリスマスケーキを食べる冬が旬だと平気でいいます。
旬をずらして栽培してこそ収益があがる。
しかしそのために自然の旬が失われていく。
農業の持つ負の一面、なんだか複雑な気持ちになります。
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