花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

最後は中国出身

2024年06月09日 | 環境システム科
考案したミスト装置を用い、オリジナルの栽培方法を駆使して
野菜を育ててきたFLORA HUNTERS。
一昨年はトマト、昨年はレタスとケニアのホウレンソウと呼ばれるスイスチャード。
さらに今年はマメ類のインゲンを加えて研究を深めてきました。
まだ4種類の野菜ですが、今のところミストで栽培できない野菜はありません。
そこで最後は中国野菜の登場です。名前は空芯菜。
エンサイやヨウサイとも呼ばれる葉菜類です。
中国野菜といえばチンゲンサイがメジャーですが
この空芯菜も炒め物にするとシャキシャキして人気です。
ミスト栽培の最後は中国や東南アジアで食べられているこの野菜をチョイスしました。
夏の暑さに強く、水耕栽培にも適しているので期待していますが
果たして湿気中根が出てくるかどうかは不明。
成否の分かれ目はここにありそうです。
今までの経験からいくとうまく環境に馴染むと1週間ほどで湿気中根が出るはず。
今月中旬にはうまくいくかどうかわかるはずです。
このように世界各地の野菜で試すFLORA。目指すは世界への普及です。
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さくらんぼのお祭り

2024年06月09日 | 学校
名久井農業高校がある青森県南部町は、自他ともに認めるフルーツの里。
春から秋までいろいろな果物が収穫されていきます。
そのスタートはご存知さくらんぼです。
名久井農業高校生も町からフルーツ娘を委嘱されPRイベントに参加。
町をあげてのお祭りがまもなく始まります。
これは今年のチェリーマップ。町内の観光農園の地図です。
集中しているところは名久井岳の麓。名刹「法光寺」の周辺です。
名農からも近く、自動車で走るとたくさんノボリ旗を見ることができます。
ちょっと驚くのが価格設定。大人一人1300円、小学生は900円です。
日本の大産地といえば山形県ですが、ちょっとネット検索してみてください。
安いところもありますが、基本的に入場料は南部町の2倍。
一人4000円というのも珍しくありませんよく。
日本中に名が知れているからか強気なのでしょうか。
もしかしたらインバウンドに対応しているのかも知れません。
これでは文字通り高嶺の花。南部町がいかにリーズナブルかわかります。
2024年のさくらんぼ狩りは6月20日から7月15日まで。
新幹線で八戸に着いたらすぐ隣町に電車でどうぞ。
また今なら農園への便利な無料シャトルバスも走っています。
きっと今年も県内外からのたくさんのお客様で賑わうはずです。
名久井農業高校のさくらんぼの収穫もまもなく。
校内の農産物販売所がさくらんぼでいっぱいになるはずです。
名農生でよかった。名農に勤めていてよかったと誰もが思う瞬間です。


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まもなくゴール

2024年06月09日 | 研究
インゲンを栽培しているFLORA HUNTERS AQUA。
AQUAというだけあって水耕栽培です。
一般にマメ類は収穫まで日数がかかるため水耕では育てません。
このインゲンは植えけてからちょうど2ヶ月。
もしこれがレタスだったら2回収穫できたかもしれません。
つまり飲食店と同じようにお客様の回転率が大事なのです。
とはいってもインゲンの鞘を見ると黄変してきました。
まもなく鞘が枯れて、硬い実がとれるはず。ゴールは目の前です。
さて2018年にTEAM FLORA PHOTONICSは
地域のため池に筏を浮かべ、やはりインゲンを栽培してことがあります。
その時もたくさんの鞘がつき、水耕栽培でもマメ類が栽培できると驚いたものです。
記憶だとその時のインゲンの根にはマメ類の特徴である根粒がありませんでした。
実は今回のインゲンにもなし。いったいどうしたのでしょう。
調べてみると根粒菌は土にいるもの。
土を知らないこのインゲンには共生するチャンスがなかったのではないでしょうか。
今月中旬には収量調査して、めでたくゴールインする予定。
気を抜かずに頑張りましょう。
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