花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

馴化温室と熱帯植物園

2009年05月26日 | 学校
大きなガラス温室が2棟並んで建っています。
左側は馴化温室。バイオテクノロジー(生物工学)の技術で育てた
試験管育ちのランなどを自然の環境にならすための温室です。
右は熱帯植物園。バナナも育っています。しかし、いずれも
このところの燃料費高騰・二酸化炭素排出などにより
存続が難しくなってきました。このように施設園芸では
新しいエネルギー技術の開発が急務です。
名農では次世代エネルギーをユニークな方法で
作り出す研究に取り組んでいます。
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水耕栽培は野菜工場!

2009年05月25日 | 学校
水耕栽培が行われている大きなガラス温室です。
中にはなんとハクサイ。収穫間際なのか立派に育っています。
害虫に食べられることもないのできれいな姿です。
隣のブースではトマトが栽培されています。
土の代わりに白いベッドの下には肥料などが入った養液が
循環しています。温度や肥料などをコントロールしているので
計画的に栽培が可能になります。まるで植物工場のようです。
園芸が盛んな地域農家のための技術普及の役割も兼ねているんですね!
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里山のシンボル「名久井岳」がまるで水墨画!

2009年05月24日 | 学校
第1農場から見た名久井岳(標高615m)です。
水墨画でよくモノトーンの山を描きますが
もやが出たのか本当に描いたように見えます。
このシルエットがこの地域に住む方にとっては
なくてはならない存在なんですね。
高い山ではありませんが裾野にはリンゴ、サクランボ、ブドウ
ウメ、モモ、洋ナシ(ゼネラルレクラーク)など果樹園が
広がっています。グリーンツーリズムで関東から中学生がこの町で
果樹作業などを体験するファームステイしています。
退職された方などが里山の町に移り住む全国的に有名な「達者村」も
この町の企画です。このように名久井岳は、農業・観光・教育など
地域にとってなくてはならない宝の山なのです!
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リンゴに実がつきました!

2009年05月23日 | 学校
昂林です。花が咲いてから3週間ほど経ちました。
よく見ると親指大の小さな実がついています。
しかし開花の写真ではたくさん花がついていたのに
実はひとつしかありません。これは摘果をしたからです。
実をたくさんつけてしまうと、大きくならないんです。
また樹の栄養を使いすぎて、来年があまりつかなくなってしまう
恐れもあります。だから中心の実だけ残して、
残りは摘み取ってしまうんです。リンゴ園には数百本の樹があります。
実を不要な実を摘み取る作業は、考えるだけでも大変な時間がかかります。
大きな実がつくことを祈っています!
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この袋は何を入れるもの?

2009年05月22日 | 研究
何を入れる袋だと思いますか?ヒントは青森県の特産物!
答えはリンゴです。リンゴがまだピンポン玉より小さな実のうちに
この袋をかぶせます。そして収穫前に剥がして光に当てると
リンゴがきれいな赤い色になるんです。しかし袋を一気に剥がすと
リンゴが日焼けするので、最初が外側の袋、次は中の袋をと徐々に
剥がすのが技なのです。このようにして育てるリンゴを有袋栽培といい
ます。しかし最近は袋をかぶせないため色は赤黒いのですが
味が良い無袋栽培が多くなってきました。有袋は手間もかかるし
大変ですからね。下の段が2重袋の種類。大きさも違います。
上の段が中袋です。いろいろな色があるんです。この袋を使った
リンゴ栽培の研究に取り組んでいるグループもいます!
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