花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

不確実性の時代

2022年05月24日 | 研究
神妙な顔で静かに座っているフローラハンターズ。
これは先月下旬に行われた地球環境大賞の表彰式に
出席した際の控室での様子です。会場は明治記念館。
由緒正しいそれはそれ芝生の美しいところでした。
フローラハンターズが結成されて1年が過ぎましたが
全員で校外のイベントに参加するのはこの時が初めて。
コロナで環境班の代名詞である全国を飛び歩く活動が
できなきなっていたからです。
今までの経験からコロナは感染が急激に増えたり、
逆に比較的落ち着いたりを繰り返しています。
この時は、連休前のちょうど落ち着いていた頃でした。
今月下旬から6月は日本科学未来館で行われる水大賞の表彰式など
これまたビッグイベントが連続します。
こちらも2度目の全員参加を予定していますが
1ヶ月後の感染の様子がなかなか見通せません。
不確実な時代ですが、活動が中止にならないよう
女神フローラに祈るだけです。
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ちむどんどんする

2022年05月23日 | 研究
沖縄の赤土で三和土を製作している三和土チーム。
乾燥している時は、赤いのですがやや白っぽくもあります。
ところがどうでしょう。水を加えて練ると
ご覧のように濃く深い赤に変わってきました。
この色を見て思い出したことがあります。
それは沖縄名物の守り神シーサー。
陶器ですが確かに赤いものが一般的です。
さらに沖縄は瓦も赤。沖縄にも色々な種類の粘土があるので
これらは一律に同じ赤色ではないようですが
やはりイメージとしては赤い陶器が思い出されます。
さて今日はそんな三和土チームと塩害抑制チームの取材のため
テレビクルーが来校されます。
フローラハンターズの活動は午後の課題研究の時間に撮影するようですが
学校の様子なども紹介するためカメラは午前中から回る予定。
全校でも200名弱しかいない名農。誰がうつってもおかしくありません
さらに三和土チームは週末、同じカメラクルーとともに沖縄の名護で
三和土作りの講習会。講師として招かれているのです。
皆さんはNHKの朝ドラをご覧になっていますか。
行くところはまさにその舞台である沖縄北部の「やんばる」。
コロナ禍ですが、すでに沖縄では参加者が集まっているそうです。
派遣するのは精鋭2名。万全の感染対策をして臨む計画を立てて海を越えます。
ちむどんどんする!
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若返り

2022年05月23日 | 学校
5月、名久井農業高校の正門をくぐると目に飛び込んでくるのが
このツツジ。まるでテーブルサンゴのような形をしています。
実はこの形になったのは数年前。以前はもっとこんもりしていました。
それはそれで素敵でしたが、このように上部を平らに剪定することで
奥行きが出てきて、なんだか広く感じるよになりました。
しかし剪定の後はしばらくの間、花が咲かなくなりました。
それはこの強剪定が原因。強く刈り込んだため、発生してくる新芽は
花芽をつけずに枝葉の生長を優先させるからで、
数年間は花を咲かせなくなるのです。
これを若返り現象というそうです。
面白いものだと眺めているとあることに気がつきました。
なんと古くからあるゴジラ形に剪定した大きな木がありません。
そういえばだいぶ前にゴジラの木にハチが巣を作って
とても困ると話していました。
名農にはたくさんの樹木があるのでハチの巣もよくできます。
実習中に刺されたらたいへん。
きっとそんな理由で伐採されたのかもしれません。
いつ見ても変わらぬ緑のキャンパスですが
名農の古い名物が姿を消し、いつのまにか若返りしていました。
さて今日は環境研究班と名農を紹介するため
フジテレビの取材が入ります。
皆さんきっとこの美しい緑のキャンパスに感動するでしょう。
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クリスマスローズガーデン

2022年05月22日 | 学校
職員室の窓の下にあるクリスマスローズガーデン。
名農は緑化日本一を受賞した緑豊かなキャンパスが自慢ですが
花壇は少なく、花のほとんどはツツジやサクラなどの花木です。
そんなキャンパスなので、このクリスマスローズガーデンはとても貴重。
この庭を作ったのは解散1年前の2017年のフローラです。
解散すると管理する人がいなくなると考え、
初代の先輩方が種子から育ててきたたくさんのクリスマスローズを
誰にも相談せずに、こっそりとこの場所に植えました。
学校の敷地に勝手に植えるなんてある意味犯罪。
しかしきれいな花を咲かせるので「愉快犯」としておとがめはありませんでした。
あれからもう5年。一度も肥料をやることもなく
植え替えることもないのに、今年も立派に花を咲かせ種子をつけました。
これが宿根草の魅力。管理を怠りがちな人にはぴったりです。
もしかしたらこぼれ種から芽をだしている幼苗があるかもしれません。
さて今月下旬には名農ならではの行事「環境緑化の日」があります。
これは緑化日本一を記念して制定したもので
全校あげて主に校内の緑化活動をする日になっています。
しかし制定当時は大きく違っていました。
まずは毎年、東側斜面にツツジの苗を植えていました。
なんと名札のついた自分のツツジがあったのです。
また環境緑化の日のスローガンやポスターも募集され表彰されました。
さらに毎年、芸能人や有名人を招いた講演会も行われ、
ちょっとした春の文化祭。名農が緑化で盛り上がっていた頃の話です。
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どうもすいません

2022年05月22日 | 研究
ご覧ください。フローラハンターズの机上に
たくさんの賞状や盾が盛り上がっています。
毎日実験で忙しいのですが、15分ぐらい時間ができたので
昨年2年生でいただいた賞状や副賞を配りました。
賞状の数、約40枚。一人当たり6枚ちょっと。
うまいことほぼ均等に分けられました。
中には額に入っている賞状もあります。
また副賞もユニーク。一般的な盾の他、小さなサーモボトル、
ペンやペーパーウェイトなどの文具もあります。
それも大会オリジナルの非売品ばかり。価値があります。
中でも一際目立つのは、クリスタルトロフィー。
こればかりは全員が該当するのでもらう人を彼らに決めてもらいました。
本来ならば進級する前の3月にみんなで山分けする予定でしたが
忙しさのあまり時間が取れず、こんな時期になってしまいました。
ところで皆さんはいただいた賞状をどのようにしていますか。
かつてTEAM FLORA PHOTONICSはフローラハンターズよりも
もっとたくさんの賞状をいただいていました。よほど嬉しかったのか
いただいた賞状はすべて職員玄関の陳列棚に並べていました。
しかしある時期から大臣賞などのビッグタイトル以外は
飾ることをやめ、年末にすべて該当者に差し上げています。
なぜならいくら頑張ってもその活動を知っている人は彼らの在学時代に
在籍した生徒や先生だけ。数年もしたらどんな賞で誰がもらったのかを
知る人がいなくなるからです。今も陳列棚には初期メンバーがもらった
立派な盾が飾られていますが、本人に差し上げればよかったと後悔しています。
さて今年のレースも始まりました。今年のフローラハンターズは卒業年。
たくさんのお土産を持ち帰ることができるよう頑張ります。
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