花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

衣替え

2022年05月21日 | 学校
校長室前の掲示板。
何十年も前から名農生のコンクールなどの文化的な活躍を
みなさんに知ってもらうために成果を紹介しています。
なぜなら昔は名農といえば運動部。
毎年、青森県代表として冬の京都の高校駅伝に出場していた陸上部。
1978年、華の一区でのちにオリンピック代表となった谷口浩美選手と争い
同タイムで区間賞をとった工藤選手は名農No.1のアスリートです。
さらに県はもちろん東北、全国でも強豪として有名だったアーチェリー部も
忘れてはいけません。このように運動部の強かったため
寮には地域から集まった選手たちでいっぱいでした。
それに比べて農業クラブなど文化的な研究活動では
他の農業高校がいつも優れた発表をするので押され気味。
花形の運動部に比べると、肩身の狭い思いをしていました。
そこで名農生を鼓舞しようとこの掲示板が誕生しました。
さて先日までたくさん張り出された昨年の記録がすべて剥がされました。
なぜなら今年度初の受賞が記録されたから。
まだ1枚だけですが、新年度がスタートしました。
この衣替えも長年勝手に続けているルールです。
第1号は先月、環境研究班が受賞した地球環境大賞の文部科学大臣賞。
例年よりも少し早い衣替えとなりました。
嬉しことにこのあと野菜班も張り出しました。
今年も他の研究班と競い合いながら楽しくチャレンジしたいと思います。
コメント

長所は自由でクリエイティブなところです

2022年05月21日 | 環境システム科
先日、プランターに培養土を詰めた環境システム科の2年生。
次回は播種しようと意気込んでいましたが、全校あげた野菜苗販売のため
授業がなくなってしまいました。したがってこの日は1週間ぶりの授業。
さっそく二十日大根の播種を行うことにしました。
基本的な植え方は説明しましたが、
ビジネスゲームなのであえて細かいところまでは指示しません。
するといろいろなことを考えます。一般に二十日大根は筋まき。
一列にずらっと種子を播いて、あとで間引きすることになります。
しかしこれをもったいないと考えた人がいました。
彼は一箇所に数粒をまく点播きをチョイス。
間引きの回数を減らし、種子の無駄遣いを防ごうという作戦です。
種子は価格も高いもの。財布にも優しいアイデアは
どんな結果をもたらすのでしょう。
このように同じゴールを目指すのですが、
いろいろなアプローチができるのが農業の醍醐味。
アイデア次第で何倍も収入がかわってきます。
農業って自由でクリエイティブなところが長所。
面白い仕事なんです。
コメント

Crossfire

2022年05月20日 | 研究
ご存知の通り、現在フローラハンターズは水の国際大会に出場するTEAM JAPANと
沖縄の赤土流出問題にとりくむTEAM 三和土の二手に分かれて活動しています。
主に2年生になってから始めた活動なので1年目の昨年はデータ取りばかり。
したがってどちらかといえば3年生の活躍を羨ましく眺めていました。
したがって最近は環境班の活躍を新聞で見ないけど活動しているの?と心配されるぐらい。
ところが3年生になると今まで蓄積してきたものが大噴火。
5月から6月のフローラ事務所は、とんでもない賑わいを見せています。
まずは三和土チーム。来週末は赤土流出抑制の講師として沖縄の名護に招かれています。
またこの活動をフジテレビが密着取材。フローラと一緒に沖縄やんばるに飛びます。
この様子は6月にBSで放映されるそうですが、学校での活動も紹介したいと
なんと来週月曜日の23日に来校取材。たくさんの皆様にご迷惑をかけてしまいます。
さらに6月に入るとストックホルム青少年水大賞の表彰式。
日本科学未来館で発表も行います。また当日出発しては間に合わないので前日移動。
まずは1泊します。翌日、表彰式が終わったら驚くことにフローラは二組に分裂。
2人は地元八戸に帰りますが、4人は学会主催の発表会の決勝審査のため
北陸富山を目指します。学会で発表するのはなんと3タイトル。
一人一研究だからなせる技ですが、同じチームながら大会ではライバルとなります。
そして発表が終わって八戸に帰るのは出発してから4日後。
とんでもないハードな旅の夜を過ごすことになっています。しかし試練はまだ続きます。
帰った翌日は農業クラブ県大会の壮行式。チームからは2名が校内代表として出場します。
そしてその翌日は4名がボランティア大会のOL東北大会に果樹班とともに出場。
さらに水研究のOL会議も同じ日に開催され2名が参加します。
かつてのTEAM FLORA PHOTONICS は、毎年こんな感じで
日本を飛び歩いていましたが、彼らにとってははじめて。
良い意味での集中砲火です。コロナに気をつけ臨みたいと思います。
コメント

大規模改修

2022年05月20日 | 学校
早いもので5月も下旬になりました。
名農のグラウンドから見える風景も緑が濃くなり
春から初夏へと変わろうとしています。
それとともに校内外では部活動に汗を流す人たちが
ますます元気になってきました。
それもそのはず、6月第1週の週末は青森県の高校総体。
小さな名農からもたくさんの選手がエントリーしています。
さてこのグラウンドには300mのトラックがあります。
面積の関係から残念ながら400mはとれなかったようですが
水はけの良さには驚きます。
午前中雨が降っても午後の練習時にはもう水溜りはありません。
暗渠排水の仕組みが施されているからで、
かつては県営の施設より優れているといわれていました。
名農といえば駅伝。こんな素晴らしい施設の支えがあったからか
毎年のように冬の都大路を走っていました。
情報では今年、このトラックの大規模改修が行われるとのこと。
おそらく暗渠排水なども新しく整備されるのではないかいわれています。
改修は年内。夏は高校総体、秋は新人戦のため
いつも空きなく使用されているグラウンド。
いつ工事が行われるかが気になります。
コメント

これ絶対ダメなやつ

2022年05月19日 | 研究
放課後の土肥実験室に集まっているのは4名のフローラハンターズ。
2手に分かれて活動しています。右側の女子メンバーたちは
パソコンに向かって水研究の論文を作成しています。
ときどき相談しているようですが、ふたりとも頭脳労働。
黙々と取り組んでいます。方や左側の2人の男子メンバーは
いろいろ会話しながら作業をしています。
こちらはまもなく沖縄に行く三和土チーム。
沖縄の話をしながら準備を進めています。
今年は沖縄本土復帰50周年。ニュースで聞くのと
実際に訪れるのでは大違い。深い理解につながれば嬉しく思います。
さてフロータハンターズは全部で6名。他の2名はどこに行ったのでしょう。
実は2人とも所属している運動部の遠征中。
県内ではありますが、遠く離れたところで活躍しているはずです。
このように3つに分かれて活動していたフローラハンターズですが
本日の課題研究でまたひとつになって週末に行う大掛かりな実験の準備をします。
おそらく実験よりも時間がかかると思われます。
しかし全員で取り組むと何倍もの力を発揮する彼ら。
まるで自在に形を変えながら前に進むトランスフォーマーのようです。
とここまでは良かったのですが、またまた立ちはだかる関門発覚!
時間がかかるというのに短縮授業なのです。さらに理由を聞いてもっとショック。
避難訓練でした。それも課題研究の時間に発生するらしく
避難指示が出たらみんなでグラウンドに逃げなければならないのです。
絶体絶命、これぜったいダメなやつです。
コメント