アニメのほうのアイマスの第11話。
これはどちらかというと、アイドルがそこに居るというより、アイドルになろうとしている人たちがそこに居るという感じの話だった。
ちなみにわたしは、リアルワールドのほうでは好きなアイドルはいないし、いまだかつて好きになったアイドルというものすらいない。
だからアイドルになるというものがどれほどの努力を要するのかという情報に関しては完全に無知である。
少なくとも人前で踊って歌って人様からお金銭を頂くに恥ずかしくないほどの習熟をするのは遊び半分では無理だろうというのは頭ではわかるが、そんなくらいでそれ以上の関心はない。
では。
二次元の世界ではどうだろうか?
これはこれであまり話題になる機会はないが、実はアイマスはその例外だ。
アイマスはこれからアイドルとして頂点を目指そうと努力する過程の話である。
そして今回の第11話は特にそうだった。
アイマスを観賞していて何を思うか?
「がんばれ、みんながんばれ」
第11話を見るとそう言いたくなる。
そして・・・
彼女たちほどがんばっていない自分の今の姿が恥ずかしくなる。
特に千早を見るとそう感じる。
人は何を見てがんばれるのか?
それは人によって違う。
ある人は、家族を養うためにがんばるだろう。
ある人は、片思いの人に振り向いてもらうためにがんばるだろう。
中には本気でアイドルになって日本全国に注目されたいという理由でがんばる人もいるかもしれない。
それが生きる上でのモチベーションになる。
ふつうの人ならば。
わたしはそうではない。
養う必要のある家族は生涯持ちそうにない。
振り向いてもらいたい片思いの人がいたためしもない。
社会全体からみて大成したいという思いもない。
ただ、アイマスの女の子たちを見て、特に千早を見て、そこで思う。
千早の持つ精神に匹敵するモノを持ちたい。
千早の前に出ても恥ずかしくないだけの精神を持ちたい。
それがわたしの生きる上でのモチベーション。