教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

ドラギ・バズーカ連射用意

2012-05-03 00:44:08 | 経済/経済/社会
スペインと伊の銀行、国債購入「火力」尽きつつある-RBS
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M3E1XB6KLVR401.html

> イタリアとスペインの銀行は欧州中央銀行(ECB)の3年物オペで借り入れた資金を使い果たしつつあり、従って自国国債を購入する「火力」が尽きかけている。



意外に早々と息切れしはじめたな。
もうちょっと耐えるかと思ったのだが。

状況は↓こんな感じでおk?



(1)
ECBが銀行の持っている国債を買い入れるを買い入れる
(特にイタリアの銀行が持っているイタリア国債とスペインの銀行が持っているスペイン国債)

(2)
政府の指示により、イタリアの銀行とスペインの銀行は手に入れた現金で自国の国債を買う

(3)
イタリア国債とスペイン国債は需要がとつぜん増えるので、利回りが一気に下がる

(4)
他の銀行の債権トレーダーは大よろこびで手仕舞いする

(5)
君子危うきに近寄らず
他の銀行が満期保有目的で持っていたイタリア国債とスペイン国債は買い替え需要に応じてもらえず、その代わりにドイツ国債が買われる

(6)
ドイツ国債の金利はどんどん下がり、
イタリア国債とスペイン国債の金利はいったん下がるがじわじわ上がる

(7)
金利上昇により、
イタリアとスペインの政府の支払い能力が疑われる
イタリアの銀行とスペインの銀行の含み損が増える

(8)
イタリアとスペインふたたびピンチ
(いや既に3たび?)

(1)に戻る



ようするにだ。
この無限ループを続けているうちはイタリアとスペインはくたばらない。
ドラギ・バズーカを連射している間はくたばらない。

イタリアとスペインの銀行が手持ちの現金だけで賄いきれる以上の国債は全部ECBが買い取るまでこの無限ループを続ければ勝てる。
たぶん150兆円分くらいユーロ紙幣を印刷すれば足りるはずだ。

なんとすばらしきねずみ講か。
まあ、このねずみ講方式を発明したのは日銀かもしれんがね。