ゴールドライタン第19話「オヒナはサーカススター」。
これは見ものだ。
ゴールドライタンの召還魔法を攻撃により強制キャンセル、
どんな攻撃を受けてもかすり傷ひとつつかなかったゴールドライタンに傷をあたえ、
しかも敵がゴールドライタン得意の手刀でパーツを引き抜き、
それだけでも敗北濃厚なのにもかかわらずもう1発手刀が入りパーツ引き抜きあわや2回目。
ゴールドライタン放送以来はじめて訪れたピンチではないか!?
これまでわたしは誤解していた。
ゴールドライタンは黄金バットのごとき「強い!絶対に強い!」存在だとばかり思っていた。
どんな攻撃を受けようとボディーに傷ひとつつかない無敵の超合金だとばかり思っていた。
しかし!
それは違ったのだ!!
ゴールドライタンのパーツ引き抜きによる敗北を味わわされた積年の屈辱を、相手の得意技で味わわせてやれる。
「勝てる! 今度こそゴールドライタンに勝てるぞ!!」
わたしは心の中でイバルダ大王様とウヨッカーを応援した。
これは強いほうを応援したくなるような事大主義者の兆候からではない。
ゴールドライタンの理不尽なまでの強さの前に常に敗北を強いられる悪の組織の側にカタルシスを感じたからだ。
思えば長かった。
これまでの18話のあっけない敗北は無駄ではなかった。
ついにゴールドライタンを倒せるのだ。
・・・と思っていたのに。
やっぱり負けたのね。
無念。
まあいいさ。
次やれば確実に勝てる。
がんばれイバルダ、明日はこっちだ。
・・・と思っていたのに!!!
なんで20話ではもっとあっさりやられるかね。
19話でのウヨッカーは、これまでにないほど善戦した。
それは戦力を3体も投入したことによることと、(まぐれ当たりかもしれないが)召還キャンセルができたことによるものだ。
ならば今回は最低でも3体以上、できれば5体は用意し、召還魔法を打ち落とすことに細心の警戒態勢を敷いておけば、5割以上の確率で恐らく勝てる。
だが!
イバルダはそうはしなかった!!
なぜだ!!!
おまえらの敗因はそこなんだよ!!!!
黄金バットだってそうだ。
黄金バットは乾燥に弱いという致命的弱点があり、とある回ではその弱点をついて黄金バットを行動不能に陥れ、あわや世界征服直前までいったことがある。
にもかかわらず。
その次の回以降、黄金バットを乾燥させてやろうとはついにしなかった。
(後に乾燥銃というものが登場したこともあるが、なぜか黄金バット相手に打ちもしなかった)
おしい! 絶対におしい!
わたしはここに悪の組織が毎回毎回必ず敗北を喫する真の原因を見た。
敗因は学習しないことなんだ。
なぜ負けたのか、前回と比べてどうだったのか、なぜ今回に限り勝てそうだったのか、それを分析しようとはせず、精神論が場を支配し、負けてのこのこ帰ってきた幹部を叱責するに終始する。
ある意味で末期の大日本帝国軍を見ているようだ。
追伸:
19話は見るべきものがもう1つ。
敵を倒して人間を守ったゴールドライタンが、人間の軍隊に敵と誤解されミサイル攻撃を受け、「なぜだ!?」とキレる。
毎話読みきりのスーパーヒーロー路線をつきすすんできたゴールドライタンが、めずらしくサンライズばりの暗黒面に陥った瞬間だった。
これは見ものだ。
ゴールドライタンの召還魔法を攻撃により強制キャンセル、
どんな攻撃を受けてもかすり傷ひとつつかなかったゴールドライタンに傷をあたえ、
しかも敵がゴールドライタン得意の手刀でパーツを引き抜き、
それだけでも敗北濃厚なのにもかかわらずもう1発手刀が入りパーツ引き抜きあわや2回目。
ゴールドライタン放送以来はじめて訪れたピンチではないか!?
これまでわたしは誤解していた。
ゴールドライタンは黄金バットのごとき「強い!絶対に強い!」存在だとばかり思っていた。
どんな攻撃を受けようとボディーに傷ひとつつかない無敵の超合金だとばかり思っていた。
しかし!
それは違ったのだ!!
ゴールドライタンのパーツ引き抜きによる敗北を味わわされた積年の屈辱を、相手の得意技で味わわせてやれる。
「勝てる! 今度こそゴールドライタンに勝てるぞ!!」
わたしは心の中でイバルダ大王様とウヨッカーを応援した。
これは強いほうを応援したくなるような事大主義者の兆候からではない。
ゴールドライタンの理不尽なまでの強さの前に常に敗北を強いられる悪の組織の側にカタルシスを感じたからだ。
思えば長かった。
これまでの18話のあっけない敗北は無駄ではなかった。
ついにゴールドライタンを倒せるのだ。
・・・と思っていたのに。
やっぱり負けたのね。
無念。
まあいいさ。
次やれば確実に勝てる。
がんばれイバルダ、明日はこっちだ。
・・・と思っていたのに!!!
なんで20話ではもっとあっさりやられるかね。
19話でのウヨッカーは、これまでにないほど善戦した。
それは戦力を3体も投入したことによることと、(まぐれ当たりかもしれないが)召還キャンセルができたことによるものだ。
ならば今回は最低でも3体以上、できれば5体は用意し、召還魔法を打ち落とすことに細心の警戒態勢を敷いておけば、5割以上の確率で恐らく勝てる。
だが!
イバルダはそうはしなかった!!
なぜだ!!!
おまえらの敗因はそこなんだよ!!!!
黄金バットだってそうだ。
黄金バットは乾燥に弱いという致命的弱点があり、とある回ではその弱点をついて黄金バットを行動不能に陥れ、あわや世界征服直前までいったことがある。
にもかかわらず。
その次の回以降、黄金バットを乾燥させてやろうとはついにしなかった。
(後に乾燥銃というものが登場したこともあるが、なぜか黄金バット相手に打ちもしなかった)
おしい! 絶対におしい!
わたしはここに悪の組織が毎回毎回必ず敗北を喫する真の原因を見た。
敗因は学習しないことなんだ。
なぜ負けたのか、前回と比べてどうだったのか、なぜ今回に限り勝てそうだったのか、それを分析しようとはせず、精神論が場を支配し、負けてのこのこ帰ってきた幹部を叱責するに終始する。
ある意味で末期の大日本帝国軍を見ているようだ。
追伸:
19話は見るべきものがもう1つ。
敵を倒して人間を守ったゴールドライタンが、人間の軍隊に敵と誤解されミサイル攻撃を受け、「なぜだ!?」とキレる。
毎話読みきりのスーパーヒーロー路線をつきすすんできたゴールドライタンが、めずらしくサンライズばりの暗黒面に陥った瞬間だった。