教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

シナリオの消化速度

2013-06-22 00:08:46 | オタネタ全般
最近のアニメを見ていて思うことがある。

それは・・・
シナリオの消化速度がとてつもなく速いってことだ。

もしそれに気づいていない人がいるとしたらだな。
ドラゴンボールZ(オリジナル版)やドカベンを見てみればいい。

ドラゴンボールZなんて、30分やって話がまったく進んでいないことなんてザラだ。
ドカベンなんて、30分やって球を3回しか投げないなんてザラだ。

今さらそんなアニメを見たら日にはもう、かったるくて精神が耐えきれないはずだ。

まあそれもしかたがないかもしれない。
ドラゴンボールの原作なんて、セリフが先頭効果音しかない回がザラにあり、たったそれだけの原作を30分モノのアニメに仕立て上げなければならない、その苦労は心中お察しいたします的なものではある。
マトモなシナリオの消化速度でやっていたら、たぶん10分の1しか間が持たない。

しかし!

今はその逆だ。
対ドラゴンボールZ比でいえば、シナリオの消化速度はたぶん100倍近い。



わたしが見ている限りでいうと、今季いちばんシナリオの消化速度が速いのは革命機ヴァルヴレイヴであろう。
毎回毎回アニメ2~3話分くらいの物量を1話でやってのける。
ドカベンなら、ビームを撃つたびにザコ敵と主人公一味の双方に回想シーンが入り、ザコ敵を何匹か撃破するだけで1話使っていたに違いない。

すばらしい!
それだけのシナリオを惜しげもなく投入できるリソースの力には感服だ。



今季それほどでもないものというと、断裁分離のクライムエッジ。

シナリオの消化速度は、あえていえば、ふつう。
別にそれが目に余るというほどではないし、けなす要素は特にない。

しかし・・・。
ヴァルヴレイヴを見たあとではその展開がチンタラして見えるから不思議だ。

我々はもはや過去の放歌的な作風にはガマンならない体質になってしまったということだろう。