永遠の命。
これは科学の分野における至上命題の1つだ。
そして古代中国の皇帝が最後に欲しがったものだ。
では、永遠の命があったとしたらどうなるのか?
これは想像でしか答えられん問題だが、考えてみるのもおもしろかろう。
まず創作物の設定からいろいろ拾ってみる。
「ダイの大冒険」という作品。
この中ではたしか、魔族は人間の何倍もの寿命があるが、逆に時間はいくらでもあるために人間ほど波乱万丈の人生を送ることができない、というようなことを語る魔族のおっさんがいた。
「アームズ」というマンガに登場する鉱物生命体。
こいつらは億年単位と思われる無限に近い寿命を持ち宇宙空間でも生存できる頑丈極まりない生命体だ。
だが感情や精神が未発達で、それゆえに貧弱極まりない人間が進化で獲得した感情や精神に強い興味があるのではないか…というような解釈がなされている。
「ジョジョの奇妙な冒険」のカーズ。
ヤツは永遠の命を手にいれてほどなくして考えるのをやめた。
「ギガウイング」のシュトック(通称:緑のおっさん)の奥さん。
この人は魔法の力で難病を直してもらい、病気1つしない不老不死の体を手に入れたが、バケモノと化したことが最終ステージで判明する。
・・・ということはどういうことかというと?
1つは、精神と肉体の同時進化は難しいのではないかというのが人類のコンセンサスであるということだ。
肉体と精神ではないが、目と耳と鼻を例にあげる。
目と耳と鼻の3つともが高度に発達している生物はいないと言われている。
人間は目と耳が発達していて鼻はイマイチ、
犬は耳と鼻が発達していて目はイマイチ、
というぐあいだ。
肉体と精神もそれと同じような、進化の方向性としては矛盾する関係にあるのかもしれない。
実際、人間を不老不死化するにあたり最後まで難問になるところはどこだろうか?
それは、脳だ。
なぜか?
脳の劣化をくいとめるのが桁違いに難しいからだ。
臓器は培養して取り替えるなんていうインチキ技が使えるかもしれないが、脳だけは取り替えるわけにはいかないからだ。
・・・いや。
そうではないな。
「人間は脳を取り換えることで不老不死化できる可能性がある」
と表現したほうが正しいことに気がついた。
ということはやはり。
肉体と精神は両立するのがとても難しい関係にある理由がまた1つ増えたということか。
たしか古代ローマ人の誰かさんは
「健全な肉体には健全な精神がやどる」
と言っていたような気はする。
ところがどっこいこれはウソッパチだったということにもなりうる。
人間は肉体か精神かのどちらか1方しか高性能化できないような気がする。
人間は、脳筋やジャイヤンか、ガリ勉やオタクか、そのあいだのどっちつかずか、ほとんどのケースでそのいずれかにしかならいことがそれを証明している。
・・・いや。
そうでもないかもしれん。
「健全な」とは書いてあるが「高性能な」とは書いていない。
たとえば、アームズの鉱物生命体は誰が見ても健全極まりない肉体であり、そしてなおかつ高性能ではないが健全な精神を持っている可能性はある。
これは科学の分野における至上命題の1つだ。
そして古代中国の皇帝が最後に欲しがったものだ。
では、永遠の命があったとしたらどうなるのか?
これは想像でしか答えられん問題だが、考えてみるのもおもしろかろう。
まず創作物の設定からいろいろ拾ってみる。
「ダイの大冒険」という作品。
この中ではたしか、魔族は人間の何倍もの寿命があるが、逆に時間はいくらでもあるために人間ほど波乱万丈の人生を送ることができない、というようなことを語る魔族のおっさんがいた。
「アームズ」というマンガに登場する鉱物生命体。
こいつらは億年単位と思われる無限に近い寿命を持ち宇宙空間でも生存できる頑丈極まりない生命体だ。
だが感情や精神が未発達で、それゆえに貧弱極まりない人間が進化で獲得した感情や精神に強い興味があるのではないか…というような解釈がなされている。
「ジョジョの奇妙な冒険」のカーズ。
ヤツは永遠の命を手にいれてほどなくして考えるのをやめた。
「ギガウイング」のシュトック(通称:緑のおっさん)の奥さん。
この人は魔法の力で難病を直してもらい、病気1つしない不老不死の体を手に入れたが、バケモノと化したことが最終ステージで判明する。
・・・ということはどういうことかというと?
1つは、精神と肉体の同時進化は難しいのではないかというのが人類のコンセンサスであるということだ。
肉体と精神ではないが、目と耳と鼻を例にあげる。
目と耳と鼻の3つともが高度に発達している生物はいないと言われている。
人間は目と耳が発達していて鼻はイマイチ、
犬は耳と鼻が発達していて目はイマイチ、
というぐあいだ。
肉体と精神もそれと同じような、進化の方向性としては矛盾する関係にあるのかもしれない。
実際、人間を不老不死化するにあたり最後まで難問になるところはどこだろうか?
それは、脳だ。
なぜか?
脳の劣化をくいとめるのが桁違いに難しいからだ。
臓器は培養して取り替えるなんていうインチキ技が使えるかもしれないが、脳だけは取り替えるわけにはいかないからだ。
・・・いや。
そうではないな。
「人間は脳を取り換えることで不老不死化できる可能性がある」
と表現したほうが正しいことに気がついた。
ということはやはり。
肉体と精神は両立するのがとても難しい関係にある理由がまた1つ増えたということか。
たしか古代ローマ人の誰かさんは
「健全な肉体には健全な精神がやどる」
と言っていたような気はする。
ところがどっこいこれはウソッパチだったということにもなりうる。
人間は肉体か精神かのどちらか1方しか高性能化できないような気がする。
人間は、脳筋やジャイヤンか、ガリ勉やオタクか、そのあいだのどっちつかずか、ほとんどのケースでそのいずれかにしかならいことがそれを証明している。
・・・いや。
そうでもないかもしれん。
「健全な」とは書いてあるが「高性能な」とは書いていない。
たとえば、アームズの鉱物生命体は誰が見ても健全極まりない肉体であり、そしてなおかつ高性能ではないが健全な精神を持っている可能性はある。