教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

知識がリンクする

2014-04-18 23:27:05 | 経済/経済/社会
いま世界でいちばん熱い国、それはもちろんウクライナである。
いまなお↓こんなことになっている。



ウクライナ東部ハリコフでデモ隊衝突 50人負傷
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1301G_T10C14A4000000/



このニュース、ふつうなら数多あるウクライナ情報の1つでしかない。
だがわたしにとってはとても興味をひかれた。

なぜか?

それはだな。




http://hon.gakken.jp/book/1390116000

学研M文庫
擲弾兵
パンツァー・マイヤー戦記



↑これだよ、これ。
これにハリコフ戦が描かれていたからだ。

ニュースを見て
「ハリコフってここかーー!!!」
とひとり興奮してしまったわけよ。



こういう体験は重要だ。
ある知識が他の知識とリンクしていくその体験こそが重要なのだ。

そしてそれと対極にあるのが学校の歴史の勉強だ。
ただただ暗記するだけの無意味な作業に当時からこの世界の不条理を強く感じたものだ。

あるとき
「『院政がはじまった時期に起きたことはなんですか?』という問いの答えは『十字軍の遠征』だ。これはテストで頻出するから暗記しとけよ!」
と教員が言った。

日本の天皇家の院政とヨーロッパの十字軍の遠征との間にいったい何の関係が???

わたしはこれを聞いて
「日本の社会の義務教育課程はもうダメだ・・・」
と中学校当時うなだれたのを憶えている。

かつて暗記科目全般が大得意で逆に数学や理科がからきしダメなクラスメイトにその疑問を口にしたところ、
「そういうことを疑問に持ったとしても意味はないよ。これはテストに出るから覚えるんだ」
と言われた。

そうじゃない。
社会の勉強とは、もっと知識と知識がリンクしてしかるべきだと思うのだ。
独ソ戦を少し知っていればウクライナ情勢はとってもおもしろいのだ。
プーチン・ロシア帝国のウクライナ侵攻が2014年だと丸暗記しさえすれば、そこで起きた事変の前後関係など全く知る必要のないことだ!…というような教育方針との違いを生徒に体感させるべきなのだ。



年号の丸暗記などというアタマの悪い努力を強要することこそが教育だと思っているヤツらを何とかして引きずりおろす方法はないもんだろうか・・・。

これは日教組が牛耳っている今の教育界はめちゃくちゃにダメだということの典型例の1つでもある。