教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

悪の組織の敗因は学習しないこと

2012-12-16 00:01:54 | オタネタ全般
ゴールドライタン第19話「オヒナはサーカススター」。
これは見ものだ。

ゴールドライタンの召還魔法を攻撃により強制キャンセル、
どんな攻撃を受けてもかすり傷ひとつつかなかったゴールドライタンに傷をあたえ、
しかも敵がゴールドライタン得意の手刀でパーツを引き抜き、
それだけでも敗北濃厚なのにもかかわらずもう1発手刀が入りパーツ引き抜きあわや2回目。

ゴールドライタン放送以来はじめて訪れたピンチではないか!?

これまでわたしは誤解していた。
ゴールドライタンは黄金バットのごとき「強い!絶対に強い!」存在だとばかり思っていた。
どんな攻撃を受けようとボディーに傷ひとつつかない無敵の超合金だとばかり思っていた。

しかし!
それは違ったのだ!!

ゴールドライタンのパーツ引き抜きによる敗北を味わわされた積年の屈辱を、相手の得意技で味わわせてやれる。

「勝てる! 今度こそゴールドライタンに勝てるぞ!!」

わたしは心の中でイバルダ大王様とウヨッカーを応援した。

これは強いほうを応援したくなるような事大主義者の兆候からではない。
ゴールドライタンの理不尽なまでの強さの前に常に敗北を強いられる悪の組織の側にカタルシスを感じたからだ。

思えば長かった。
これまでの18話のあっけない敗北は無駄ではなかった。
ついにゴールドライタンを倒せるのだ。

・・・と思っていたのに。

やっぱり負けたのね。
無念。

まあいいさ。
次やれば確実に勝てる。
がんばれイバルダ、明日はこっちだ。

・・・と思っていたのに!!!

なんで20話ではもっとあっさりやられるかね。

19話でのウヨッカーは、これまでにないほど善戦した。
それは戦力を3体も投入したことによることと、(まぐれ当たりかもしれないが)召還キャンセルができたことによるものだ。
ならば今回は最低でも3体以上、できれば5体は用意し、召還魔法を打ち落とすことに細心の警戒態勢を敷いておけば、5割以上の確率で恐らく勝てる。

だが!

イバルダはそうはしなかった!!

なぜだ!!!

おまえらの敗因はそこなんだよ!!!!

黄金バットだってそうだ。
黄金バットは乾燥に弱いという致命的弱点があり、とある回ではその弱点をついて黄金バットを行動不能に陥れ、あわや世界征服直前までいったことがある。

にもかかわらず。
その次の回以降、黄金バットを乾燥させてやろうとはついにしなかった。
(後に乾燥銃というものが登場したこともあるが、なぜか黄金バット相手に打ちもしなかった)

おしい! 絶対におしい!



わたしはここに悪の組織が毎回毎回必ず敗北を喫する真の原因を見た。
敗因は学習しないことなんだ。

なぜ負けたのか、前回と比べてどうだったのか、なぜ今回に限り勝てそうだったのか、それを分析しようとはせず、精神論が場を支配し、負けてのこのこ帰ってきた幹部を叱責するに終始する。
ある意味で末期の大日本帝国軍を見ているようだ。






追伸:

19話は見るべきものがもう1つ。

敵を倒して人間を守ったゴールドライタンが、人間の軍隊に敵と誤解されミサイル攻撃を受け、「なぜだ!?」とキレる。

毎話読みきりのスーパーヒーロー路線をつきすすんできたゴールドライタンが、めずらしくサンライズばりの暗黒面に陥った瞬間だった。

我輩の独断による今年の10大ニュース

2012-12-15 00:05:32 | オタネタ全般
今年もいよいよ終盤ですな。

この時期になると「今年の10大ニュース」なるものがあちこちのマスコミから発表されだすわけだが。
今年はそれをマネて当blogでもやってみようと思いいたったわけだ。

だが。
誰でも、いや近所のおばちゃんでもわかりそうな10大ニュースなどやっても何の情報量も持たない。
そんな世間一般に普遍的に納得させうる10大ニュースなどどうだっていい。

我輩が独断で選ぶ10大ニュースを発表しようではないか!

アニメとは、悲しいかな放送が終わると誰の話題にもされず、そのまま世間に忘れ去られる運命にある。
しかし、その時の流れのただ中で得た感動は、どんなに月日がたとうと決して忘れることはない。
同士が集えば「ああ、あれね」と分かり合える、そんな心に残るものこそが10大ニュースにふさわしい。

以下はそんな基準で選定したものだ。
少々恣意的ではあるが、その恣意性はおのずと認められるとわたしは確信する。






・ワイリ、ヤバイ(ヨルムンガンド PERFECT ORDER)

・DT=戦士の称号(イクシオン サーガDT)

・本文『バカめ』おわり(モーレツ宇宙海賊)

・ゴッド・オブ・ラード(ミルキィホームズ)

・(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!(這いよれ! ニャル子さん)

・ふわっふわのまほう怖すぎ(シャイニング・ハーツ ~幸せのパン~)

・歯磨きはエロだった(偽物語)

・股枕(アマガミSS+)

・死んでもいいゲームなんてヌルすぎるぜ(ソードアート・オンライン)

・リサラの貧乳がすばらしい(だから僕は、Hができない。)

なぜエロ絵はエロ写真に勝るのか

2012-12-14 00:02:46 | オタネタ全般
エロ写真。
(ようするにエロ本など)

これを作成するにはどうすればいいか?

女を脱がせて写真をとればいいだけである。
一般的には金銭的対価を要求されると思われるが、エロ写真としてなりたちうる程度の女なら何もめずらしいことはなくそこら中にいるというくらい供給数は多い。

それに対してエロ絵。

これを作成するにはどうすればいいか?

かなり高度な熟練技能を要求される。
ふつうに同人誌アップサイトで無断配布されるレベルのものを描ける者となると、万に1人というくらい少ないのではないだろうか。
脱がせて写真をとるための女の供給数量と比べれば、その絶対数は3桁少ないとしても何ら驚くに値しない。



エロ写真はホンモノの女の写真であることは言うまでもないが、エロ絵はホンモノの女の写真でないことも間違いない。
しかもエロ写真よりもエロ絵のほうが供給に対しての難易度が格段に高い。

にもかかわらず!
なぜか世界には、エロ写真に平衡してエロ絵の市場も一定数存在する。

なぜだ!?

この答えは直感で理解できる者とまったく理解できない者にわかれる。

まったく理解できない者は
「たかが絵だろ?」
としか思わない。

それに対し、理解できる者ものはたぶんこう答えるだろう。
「そのほうがエロいからだ」
と。

では。
理解できる者の眼には何が見えるのか?

エロ写真というのは、ただの女の裸である。
その女の裸が好きなだけで、その女が好きなわけではない。

エロ絵はそうではない。
描かれているその人を知っている場合が多い。
たとえ架空の人物でも、たとえゲームやアニメのキャラクターだとしても、その人を知っていることには違いはない。
エロ絵は、その女が好きで、しかもその女の裸も好き、そういうものであり、その代表例が同人誌ということになる。

そう、エロ写真は
「たかが女の裸が写ってるだけなんだろ? しかも知りもしないどっかの誰かのが?」
というにすぎないモノなのだ。



エロ本はつまらん。
エロ本の写真を見ればおっきすることはするが、それで楽しもうとは思わないし、もう長い間そうしていない。

世の中には、いや日本には、もっといいものがある。

誰も財政破綻するとは思っていない

2012-12-13 00:05:29 | 経済/経済/社会
ひさしぶりにJGB(日本国債)を見たら驚いた。
10年国債の利回りが0.7%を下回っているではないか。



世間ではアベノミクスだとかいって積極財政シフトが期待されている。
それをふつうに考えれば景気浮揚に結びつける。

しかし。
安倍が大嫌いな従来型マスコミ(地上波TV局など)はそうではない。
アベノミクスによる財政破綻や悪性の金利の上昇の懸念のほうを前提に報道している。
TVのニュースを鵜呑みにするしかない人たちはそれを聞いて背筋が寒くなる思いをしたろう。

万札を激しく刷って公共事業でバラ撒けば、期待インフレ率が上方シフトし、そこでワーストケースで3%までは金利の上昇も起こりうる…というリスク管理でわたしもローンを組んでいる。
その意味ではわたしも金利の上昇が絶対起きないとは主張できない。

これは正しいのか?

ということの裏をとってみるとだな。
10年国債の利回りが0.7%まで下がっているではないか。
つまり、自分の銭をはる側の人間の間では誰も懸念してなどいないということだったわけだ。
日本政府が財政破綻するほうにベットしたヤツは全員泣きを見たはずだ。
(その掛け金は回りまわって都銀や生保がありがたく頂戴したことだろう)



JGBの低金利レコードは10年前にあった0.5%である。
あと0.2%下げる必要があるのだが、はたしてこれに刺さるかどうか見ものである。
今のペースで下げ続ければあと1年後くらいだろうか。

さくら荘の本質ぇ・・・

2012-12-12 00:08:31 | オタネタ全般
さくら荘のペットな彼女 第10話 「キライキライ、ダイスキ」。
リタ、ついに本性を現すの巻。

このアニメを最初に見はじめたころの印象と今の印象は全く異なる。

最初はね。
やけに激しいツッコミをする主人公と、やけにボケまくるヒロインの、なんだか知らんけどやけにボケツッコミなアニメなんやな…そんなふうにしか思っていなかった。
ヒロインがかわいければまあそれでもいいやとも思っていた。

しかし!

だんだんそうでもなくなってきた。

そして。
第10話でようやくこの”さくら荘のペットな彼女”の本質とは何なのかを理解した。

このアニメの登場人物たちは小者すぎるんだよ。

人と競争してどっちが優位に立てたとか。
負けて人の才能に嫉妬して機嫌を悪くしたりとか。

そこから感動の青春ドラマの1ページにしてハッピーエンドになるわけなのだが・・・

こんな後味の悪いハッピーエンドは久しぶりだ。



わたしは第10話を見てリタが嫌いになった。
リアルにこの女が近くにいたとしたら、二度と話しかけてくんなと多分そう言うだろう。

あと2~3話だと思われるのだが、惰性で見るかここで切るか悩む。

中央銀行の独立性の前にだな

2012-12-11 00:08:42 | 経済/経済/社会
中央銀行の独立性がどうのこうの。

金融系ニュースでは最近この手の話題がけっこう多い。
イギリスのファイナンシャルタイムズなんか毎日に近いくらいこの問題を取り上げているのだから世間的にどんだけ関心が高いのかは本来推して知るべしなのだが、当の日本では案外そうでもないのがフシギだ。

ちまたでは、というかTVのニュースでは、かな、まあそれで民主党が
「自民党は戦争したがっている」
などとわけのわからない言いがかりをつけているほうが目につく。
だが、そんな日本人より韓国人に配慮するようなバカどもの言うことなど無視してよろしいかと判断したい。(※1)

いまは経済なのだよ問題は!



さて。
安倍が総理になったらどうなるか?

ヤツなら財政破綻論者をガン無視して公共事業を大幅増額する。

いまの世界はケインジアン(バラマキ公共事業マンセー主義者)が主流だ。
そしてケインジアンの主張と正反対のことをすると経済がくたばることはユーロ圏で証明済であり、その説得力は近年まれに見る強さになっている。
アメリカでさえ今やQEくれくれ野郎ばかりではないか。
たぶん安倍はそういう政策で日本を取り戻したいのだろうと思われる。

これは正しいのか?

正しいかどうかはさておきとして、少なくとも民主党の100倍はマトモなことを言っている。
ぜひやれと言いたい。

でだ。
そこで問題になるのが中央銀行の独立性なのだよ。



安倍はたぶん過激派のケインジアン(バラマキ公共事業マンセー主義者)。
それに対し、いまの日銀は超がつくほどの保守派。

その2人が舵取りしたらどうなるか?

安倍はバラマキ公共事業により景気浮揚をめざし、期待インフレ率が上方シフトするのはあきらめる。
日銀は期待インフレ率が上方シフトして悪性のインフレに火がつくのを危険視して金利を上げるなり何なりで引き締めをし、そのかわり景気がいつまでたっても浮揚しないのはあきらめる。
・・・たぶんそうなるはずだ。

それでいいのか?

ダメに決まっておる!
最低でもどっちかに合わせろ!!

中央銀行の独立性を保つのが良いのか悪いのかはわたしにはよくわからん。
どうも戦中の統帥権の独立性の問題に似ているような気がしてうさんくさい面もある。

だがそのまえに総理大臣と日銀総裁は舵取りの方向性だけは一致させないとどうにもならん。
そして安倍は日銀に言うことを聞かせられないのは確実なので中央銀行の独立性を切り崩して無理やり言うことを聞かせようとしている。

中央銀行の独立性を保ったまま安倍になるより、そのほうがまだマシなんじゃないかという気がするのは我輩だけか?
(でも総理が鳩山だったら大反対するけどさ)






【※1】

ちょっとおもしろかったので覚え書きにて。



【速報】 フィリピン政府 「日本の9条改正、国防軍を期待する!日本の左翼はアジアの敵だ」
http://aresoku.blog42.fc2.com/blog-entry-2961.html




> 日本の軍事的強化「歓迎」=「中国の対抗勢力に」と要望-フィリピン外相

> フィリピンのデルロサリオ外相は10日付の英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューで、日本が戦後の平和憲法から解き放たれ、軍事的強化に進むことを歓迎すると表明した。
>
> 同紙は、中国の高圧姿勢に懸念を強めるアジアの国々が日本の軍事的強化を支持することによって、自衛隊を「国防軍」に格上げする憲法改正を目指す自民党の安倍晋三総裁に勢いづける可能性があると指摘している。
>
> インタビューの中でデルロサリオ外相は、「われわれはアジア地域でバランス形成の要因を求めており、日本はそのための重要な存在になり得る」と述べ、中国に対抗するための日本の「再軍備」を「強く歓迎する」と語った。 
>
> 中国の脅威にさらされているフィリピンなどは今、「第2次世界大戦時の旧日本軍の侵略の記憶以上に、現在の中国の圧迫により大きな懸念を持ち始めていることが示されている」と同紙は解説している。



まっ、完全に中国の子分と化した韓国にだけは理解できない話だな。

これがシュタインズゲートの選択した女子高生だ

2012-12-10 00:00:07 | オタネタ全般
関東一可愛い女子高生コンテストが開催される 投票受付中!!!
http://hamusoku.com/archives/7617521.html



「関東一可愛い女子高生」
などというと、どんだけかわいいメンツがそろっているかと思いきや・・・

その実態は上のリンクをごらんいただければ言いたいことはだいたいわかろう。
一言でそれを言うなら、そう、ピンサロ。

はからずしも時は21世紀。
その21世紀では、「かわいい」の定義は上記のように様変わりしていたという。
まさに激動の世紀末の時代をかけぬけた次の世代にふさわしいような、ふさわしくないような。

「これがシュタインズゲートの選択か・・・」
我々はどこかで未来の選択を誤ったとしかいいようがない。

「我々の選択は正しかったのか・・・?」
そう自問自答してみる。

ある者は次元の壁を超え、二次元の世界へと精神を旅立たせた。
そして我輩もしかり。

そしてある者は半身が次元の壁を超えた。
それが声優オタ。

またある者は次元の壁を超えずに今の立ち位置のまま新世界へとたどり着いた。
それがAKBオタ。

恐らく我々の選択は、各々にとっては間違ってはいない。
間違っているのはこの世界のほうだ。

不動産市況、回復か?

2012-12-09 00:44:37 | 経済/経済/社会
米・S&P/ケースシラー住宅価格指数(前年比)
http://fx.minkabu.jp/indicators/01020

アメリカの不動産市況が回復しはじめているっぽい。

アメリカ住宅着工件数の1959年1月から2012年5月までをグラフ化
http://lifecycletheory.blogspot.jp/2012/06/1959120125.html

とはいっても、これまで↑これくらい異常に住宅着工件数が少なかったわけで、おまけにドルもずいぶんと減価したわけで、そもそもアメリカはまだ人口が増えているわけで、それを考えればそれほどグッドサプライズというほどではないかもしれない。
よう知らんけど。

日本はというと・・・

住宅着工統計による再建築状況の概要
http://www.mlit.go.jp/common/000222553.pdf

住宅着工件数はリーマンショック後に激減して戻る気配はまだないようだ。
バブルの頃はマンションなんて30年でどうせ建て替えるわいなどと言っていたが、近年は一生モノのいい家にしようといっているわけで、これから住宅着工件数が下方シフトしたところに安定ポジションがあるのは妥当かもしれない。
よう知らんけど。



日本はこのまま不動産市況は回復しないのか?

いやそうでもないようだ。

半年前に買った横浜のマンションA。
同じタイプで別の階も売り出されていていたので値段をしばらくチェックしていた。
これ、売れずにどんどん値段が下がっているのでどこで売れるか見ものだったのだが、最近その広告がなくなったので多分売れたのだろうと思われる。
(ちなみにそれでもわたしの買い値より少し高い)

よく話をする不動産業者Bは
「最近マンションが売れてて相場が上がってしまい、あんたが買いそうなものを紹介できるチャンスがない」
といっている。
ちなみにこのBさん、マンションAのとき
「もうちょっと安かったらうちが仕入れてもいいくらいの値段だ。あんた相場を知ってるからやりにくいよ」
とグチられた。

よく話をする別の不動産業者Cは物件は持ってくるものの最近ビミョーなものしか持ってこない。
たとえばだな、占有面積50m^2なのに修繕積立金を1200円しか取らず(管理組合には駐車場のような別口の収入も無し)、そのおかげで一見ネットの利回りがいいように見えるだけの物件とか、そんなヤツ。
ちなみに福岡のマンションはこのCさんから買った。
わたしが買いそうな物件は市場に出回る前に真っ先に連絡してくるくらいで、けっこう仲がよい。

知り合いD氏も最近自宅を買おうかという話をしてきた。
4000万円級の新築一戸建てで、20年後に退職金で一括返済するのだという。

東証不動産業株価指数。
最近(今年の7月ごろから)めずらしくTOPIXをアウトパフォームしており、2006~2007年のプチ不動産バブルを思い起こさせる。



不動産市況が回復するのはいいこった。
景気が良くなるのはいいこった。
不動産市況が回復するなら、わたしはこれ以上は不動産に投資はしないで儲かるのを寝て待つ。

けどこれがホンモノの回復かどうかは眉唾だ。

エイティングの今

2012-12-08 00:06:27 | シューティング
エイティングという企業、聞いたことあるだろうか?

「8ing」というロゴのほうがなじみがある人も多いかもしれない。

エイティング、それは・・・

会社設立とほぼ同じくして投入されたにもかかわらず渾身の出来だった「魔法大作戦」、シューティング史に今なお語り継がれる伝説の名作「バトルガレッガ」、これぞエイティングとシューターなら唸りたくなる「バトルバクレイド」。
数々の名作シューティングを投入したソフトハウスである。
(本来それを語るにはライジングについても書かねばならないのだが、長くなるので割愛する)

しかし・・・

近年全く姿を見なくなった。

世のシューターたちはエイティングの話をするとき、
「ああ、あれはいいものだった・・・」
と、遠い目をしてかつての戦いに明け暮れた日々を思い出すのが常だ。



8ingはどこへいった?

これは、シューターたちの頭の片隅に常にある問いである。

だが・・・
それは意外なところで帰ってきた。
ケイブから投入された「鋳薔薇」というシューティングである。

鋳薔薇はケイブらしからぬシューティングだった。
そして、8ing臭がこれでもかとどぎつく香った。

「そうか、エイティングのシューティングはケイブへと受け継がれたのか・・・」
わたしはそう思っていた。

しかし!
なんと驚くべきことに、エイティングはまだあったのだ!
失礼ながら(笑)。



Webサイトを見てみる。

処女作(と思われる)魔法大作戦はまだ多少扱いが残ってはいるものの、バトルガレッガは公式サイトすら存在せず何かそんなのもあったらしいくらいのぞんざいな扱いで、バトルバクレイドにいたっては存在自体が抹消されている。
たしか10年前には公式サイトは実在していたはずだ。

エイティングはゾンビのように生き残っているだけなのか?

いやそんなことはない。
従業員は200人を超え、マザーズに上場を果たし、なおかつケイブより時価総額が大きい。
リーマンショックを乗り越えここ10年間は黒字をキープしているという、失礼ながら意外なまでに順調な会社であった。

そしてその実態は・・・

「タツノコ VS. CAPCOM」など、カプコンから丸投げ受注して作り上げるほどの実力を持ちえているし、現在のカプコンの看板商品モンハンの移殖まで請け負う地位になっている。
かと思えば、そのスジでは有名な「プロゴルファー猿」、ファミ通のクロスレビューで理論上存在しうるとしか語られてこなかった3/3/3/3という驚愕の歴代最低点を叩き出し、「メジャーWii パーフェクトクローザー」という人外魔境の強敵がいなければクソゲーオブザイヤーを受賞したであろうと言われるあの作品、これもエイティングが作ったものだった。

ナゾだ・・・。

ケイブを見れば、かつてはジュエリーの製造販売にまで手を染めるほど迷走し、そして本業に回帰してきた。
だがエイティングの場合はそれとは異なり、創業時からは完全に業種を転換したというほうが的確だと思われる。

それからわかること。
我々が愛したかつてのエイティングはそこにはないということだけは明らかだ。

誰もは幸せにはなれない…だがそれでいい(SOA)

2012-12-07 00:33:27 | オタネタ全般
ソードアート・オンライン第22話。
ついに妹にバレるの巻。
(タイトルの正式名称は「グランド・クエスト」)

キリトの中にちゃんとアスナがまだいることがわかってうれしい。
だが妹が不幸になるのも見ていて辛い。

・・・だが、これでいいんだ。

作品のなかで特定のカップルが成立し、その特定のカップルの外野は不幸になる。
そんな話は数限りなくある。

最近見たなかで最も衝撃的だったのは”ましろ色シンフォニー”だ。
トラウマになるほど視聴してダメージを受けた。
あれはもう1度見るにしてはあまりにも辛すぎる。

・・・だが、これでいいんだ。

なぜか?

かつてそうじゃあないものを見たからだ。

たとえば”冬物語”。
メインヒロインに最初から最後まで振られたあげく、キープの女とくっついてハッピーエンド。

ふざけんな!
なんだそれは!!

たとえば” 世界の中心で、愛をさけぶ”。
死んだメインヒロインの墓参りに新しい女つれていって終わり。

ふざけんな!!!
なんだそれは!!!!

と、当時わたしは思ったわけですよ。

中には
「ハッピーエンドでよかったじゃないか、なにが不満なんだ?」
というヤツもいる。
いやそのほうが多数派かもしれん。

だがわたしの良心は主人公のその行動を許さん。

SOAでたとえて言うとだな・・・

アスナはアスナで上の階で脇役の男の誰かとくっついて、キリトはキリトで妹とくっついて、それはそれで幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。

アスナはゲームの世界からけっきょく戻ってこれなませんでしたが、キリトは妹と結婚してリアル世界で末永く幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。

みたいな話になるわけなんだよ。
これでめでたしめでたしとして許せるというヤツはわたしとイデオロギーを共有することはできない。

ならば。
そうならないようにするにはどうすればいいのか?

誰かが不幸になるしかないんだよ。
そう、ましろ色シンフォニーのように。

ブラジルレアルますます変調をきたす

2012-12-06 00:09:28 | 経済/経済/社会

http://finance.yahoo.com/q/bc?s=USDBRL%3DX+Basic+Chart&t=5y



↑このチャートをパッと見で何かわかったらなかなかの相場師であろう。
これはブラジルレアルの対ドル相場である。

去年の夏くらいまで、ブラジルはレアル高で輸出不振だの、経済成長が鈍っているだの、さんざん言ってきた。
当時ブラジルはレアルの売り介入をしょっちゅうやっていたし、またレアル高にならないよう、あの手この手で投資家へイヤガラセをしてきた。

しかし!

非常にめずらしいことが起きた。
それが↓これである。

ブラジル中銀が大規模な市場介入、レアル安阻止へ
http://jp.reuters.com/article/jp_BRICs/idJPTYE8B206V20121203

ブラジルがレアルの「売り」介入ならぬ「買い」介入をするとはめずらしい。
上のグラフでいう右端のところでカンッと上がっているが、それが気に入らなかったらしいということだ。

今やレアルはブラジル政府から見て通貨安なので、ブラジルの輸出不振だの経済成長が鈍っているだのはレアル高のせいではなかったんじゃないかということになる。
これまでのニュースを見る限り1ドル1.9~2.1レアルくらいにしたいっぽいように臭わせているが、本当にその水準にトラッキングできるかどうか、これからおもしろいことになってくる予感がする。





【デイリー No.1,459】ブラジルの金融政策(11月) ~政策金利を据え置き~
http://www.smam-jp.com/market/report/marketreport/1223968_1951.html





【デイリー No.1,463】ブラジルのGDP成長率(7-9月期) ~成長率は市場予想を大幅に下回る~
http://www.smam-jp.com/market/report/marketreport/1224043_1951.html



今のブラジルは成長率は0~1%にまで落ち込み、政策金利もどこまでも下げ続ける。

中国の変調により日本だけ輸出不振になり大打撃を受けるなどと言うヤツが少なからずいるものだ。
だが、中国の変調によりブラジルが受けたコモディティー価格の下落による大打撃のほうが遥かにデカかったという。

レアルで逆ヘッジした投資信託を買ってしまった人たちにはご冥福を祈りたい。

ミク、圧倒的存在感

2012-12-05 00:00:34 | オタネタ全般


http://www.goodsmile.info/product/ja/3770/%E3%83%9F%E3%82%AF%E3%83%80%E3%83%A8%E3%83%BC.html



これを見たまえ。

一見するとプチマスっぽいアスペクト比のデフォルメしたミクたん。

しかし。
デフォルメではあるがデフォルメとは言い難い。

なぜか!

この圧倒的存在感。
それが、人をしてデフォルメと呼ぶのをためらわせるのだ。



どうしてこうなった?

明らかにデカいからだ。
デフォルメにもかかわらず1/8スケール、全高20cmもあるからだ。
商品名にもあるとおり、これはミクたんではなく、ミクダヨーという亜種である可能性を疑わねばならないかもしれない。

計算上でいえば、このデフォルメミクたんは160cmが本来の身長だ。

だが。
この圧倒的存在感はそれを許さない。

最近はプライズのフィギュアを好んで買っている我輩にとって、フルプライスのフィギュアを手に取ってみると重量感があってその実態を感じられるのが少しうれしい。
しかしこのミクダヨーに限っては、それを手にした者にとってそんな次元を遥かに超越した新たな発見を得られるのは間違いないのではなかろうか。



[モンスター図鑑]
― ミクダヨー ―

身長260cm。
体重200kg。
武具はバトルアックスを好む。
サイのように厚い皮膚に覆われ、刺突系の武器ではダメージを与えることはかなわない。
その雄たけびは魔法耐性を持たぬ冒険者を一定時間行動不能に陥れる効果がある。
強靭な腕力にモノを言わせたその打撃を受けた者は、人の顔を模したその風貌に人をあざわらっているかのような悪意を憶えるという。



・・・とまあ、こんな設定のほうが似合いそうだ。
ソードアート・オンライン内に徘徊するモンスターで、既に何名かログアウトさせられている第一級危険モンスター・・・などと書かれてもわたしは納得してしまいそうだ。

茜新社が助けてほしいらしい

2012-12-04 00:01:10 | オタネタ全般


http://www.akaneshinsha.co.jp/online/home/index.htm



Girls for M VOL.02。
逆転なし。ドMシチュエーション限定コミック誌。

猛者が雁首をそろえるほどの諸君らであれば既に購入しているだろうか。
勇者ひろりん氏など、秋葉原まで買いにいくくらい注目していた雑誌である。

さて。
最後のページは見ただろうか?




助けてください!

原稿持ち込み募集

●編集長より
Girls for Mはこれからも続きます!……が、今のところ原稿が
ものすごく不足しています。

(以下略)




だそうな。

ずいぶん景気がいいもんだ。
マンガ家業はデビューすらままならないという話を聞くというのに。

いや・・・。
これを理解できる人間が多くはいないということか。



いくら絵がうまくとも。
いくらエロマンガをこなした実績があろうとも。

それでも到達できないもの。
それでも描ききれる者を選ぶもの。

それこそがドMシチュエーション限定コミック誌であり、その名にGirls for Mと冠される。

ハイパーインフレにはならない

2012-12-03 00:05:40 | 経済/経済/社会
このまえ、とある男とこんな話をした。

男「この前テレビ見てたんだけどさ」
俺「俺はアニメ以外は全くテレビ見ないからテレビネタわからんぞ」
男「まあいいから」
俺「んで?」
男「安倍総理になりそうじゃん」
俺「まあ確定だね」
男「安倍総理になったら日銀が国債の直接引き受けをするんだってさ」
俺「なんかそんな話してるらしいね」
男「それってどうなん?」
俺「なにが?」
男「いやなんかいろいろと」
俺「ああ、えっとね、いつかやらざるを得ないと思っていたけど意外に早かったなという印象だな」
男「なんかテレビではヤバいって言ってたよ?」
俺「俺の印象はそうではないな。日銀が市場を通して国債を買うのと、市場を通さずに国債を買うのとで、そんなに大きな違いが出るとは思えんが。いま日銀がやっていることと実態はそんなに変わらんのだよ実は」
男「それでどうなるわけ?」
俺「教科書的な説明でいうと、まあ、インフレになりやすいわな」
男「テレビでもハイパーインフレになるって言ってた!」
俺「ならねえよ」
男「え??」
俺「ハイパーインフレには絶対ならねえって」
男「なんで?」
俺「ハイパーインフレになる条件には当てはまらないからな」
男「お札をバラ撒いたらハイパーインフレになるんとちゃうの?」
俺「ハイパーインフレになる条件はだな、必要な物資を外国から買うための対価を払えなくなることだ。たとえば、いくら銭を出してもいいから食いもんを売ってくれって状態だな」
男「で、日本は?」
俺「日本は外貨建て資産の保有量が世界一だぞ。そんな国が物資を外国から買うための対価を払えないって状況が起こりうると思うか? そういうのが起こるのはだな、たとえばアジア通貨危機のときの韓国みたいな状況だよ」
男「でもインフレにはなるんでしょ?」
俺「やりすぎたらたぶんなるよ。でも短期的には適当なところで落ち着くんじゃね? いま1ドル80円くらいだとしたら、たとえば1ドル160円くらいでいったん止まるとかさ。それくらいではハイパーインフレではないな」
男「なるほど」
俺「そうすれば外的減価により一時的に食いもんの値段が上がって生活が苦しくなるけど、日本の競争力が上がって給料が増えてそのうち元にもどるはずさ」
男「でもテレビで言ってることと全然違う」
俺「だからどうしたw 俺は一向にかまわん」
男「テレビではさ。戦中戦後でおきたハイパーインフレは国債の発行によるものだって言ってたんだけどさ…」
俺「まー、そうね」
男「実はそうじゃなくて、戦争後の経済の急回復によるものだって言ってたんだけど」
俺「それは俺の見解とは違うな」
男「そうなん?」
俺「戦争中は実はそれほどインフレになっていなくて、戦争が終わった後に急激にインフレが進んだってこと知ってる?」
男「うん」
俺「戦争によって当時の日本はインフラに壊滅的打撃を受けていたし、最高税率90%なんていう資産課税をして、そこでせーのでみんないっせいにチャラにしたんだよ。大日本帝国が発行した国債は新生日本国政府はシラネって言ったとかいう話もあるし。俺はそれが原因だと思っている」
男「そうなん?」
俺「少なくともそのほうがツジツマが合ってると思わんか?」
男「じゃあ俺は何を信じればいいのさ?」
俺「いちばんいいのはだな。自分が経済を理解して、誰がウソ言ってるのかを見抜けるようになることだ」
男「そりゃそうだけどさ」
俺「株でもそうだよ。誰かがこの株が上がるからって言ったから買うヤツはたいがいハマるパターンだな。それと同じさ」
男「ほかにもおもしろいこと言っててさ」
俺「なに?」
男「通貨高で滅んだ国はないんだって」
俺「まあ有名な話だな」
男「そうなんだ」
俺「でもあえてそうではない例を挙げることもできるよ」
男「え?」
俺「オランダ病というものがあってだな。かつてオランダは北海油田の原油か何か(註:いま調べたら天然ガスだった)ですさまじい貿易黒字になったことがあってだな。そのときユーロじゃなかったしあの国は小さいからすごい通貨高になって、ほかの国内産業が壊滅的打撃を受けたという…」
男「へー」
俺「日本もそうならないとはいえない、というかなってるような気もするが」
男「んー」



こんなことを言っては何だが・・・
あなたがか弱い一般庶民を自称するなら、あなたはインフレの心配をする必要などない。
インフレの心配をする必要があるのは、しこたま現金溜め込んでるお金持ちだけであり、自称か弱い一般庶民なら何の問題もないはずなのだ。

でもこの男は独身貴族なくせに借家に住んでいて怖いから投資もしたくないというような人物なので、いくらかインフレの心配をしたほうがいいような気もするが。

看病されるのは命がけであるべし(おにあい)

2012-12-02 00:11:49 | オタネタ全般
看病。
二次元の世界において、これほど人の命をたやすく脅かす言葉は他にない。

なぜか?

トンデモ看病により病状が悪化するのがオヤクソクだからだ。
いやむしろ、看病されるのは命がけであるべきなのだ。
くわしくは仮面のメイドガイあたりでも参照たし。

さて「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」だが。
第9話がまさにその看病回なのだ。

そこでどんな凄惨な出来事が起きるのか!?

我々はかたずを飲んでそれを見守った。



トップバッターはニューカマーたるありさ。

ありさの看病。
それは、みみずを食わせ、しかもアナルにネギを刺そうという、まさに二次元の世界において人の命を脅かすにふさわしい看病を見せてくれた。

「そうそう、これこそが我々の望んでいた看病なのだ!」
我々はあまりに希望どおりのオヤクソク展開に歓喜した。



セカンドバッターはアナさん。

このアニメにおいて妹に匹敵しうる唯一のトンデモキャラとして金色(こんじき)の光を放つ存在である。
これは期待せざるを得ない。

が。
いつもの蛮行(褒めてます)に比べると、どうも暴れっぷりが当社比50%減になっているような・・・。

まあいっか。
次に期待しよう。



サードバッターはというとだな。
ついに真打が登場したわけだ。

そう。
ヤツが来た。
妹の番が来たのだ。

ありさの看病を見た我々は嫌でも感情が高ぶり待機する。

そこで行われた看病は・・・

なんと・・・!

ふつうだった。



あな恐るべし、おにあい。
裏の裏をとるとは予想だにしなかった。