ベコの鎌倉散歩は、続いて鎌倉文学館へやってきました。
大仏様からほど近い場所にあります。
ベコ 「味わいのある通りだべこ」
緑の木々に覆われた道を進むとトンネルがありました。
ほーっ、なるほどこれは鎌倉っぽいですね。
さすが文学館。
趣きのあるアプローチです。
鎌倉特有の谷戸(やと)と言われる谷あいの道でしょうか。
そして、鬱蒼とした木々の通りを抜けると…
ベコ 「鎌倉文学館だべこ!」
なるほど、モダンな建物ですね。
ここには、大佛次郎や川端康成など「鎌倉文士」といわれる作家を中心に、様々な資料が展示されています。
ただ、訪れた時は外壁を修復をしているようでした。
訪れる観光客もまばらで、静かに見学できるのは嬉しいところ。
内部は残念ながら撮影禁止でしたが、一歩外に出ると広々とした気持ちのいいお庭も。
写真ではよく分かりませんが、実は鎌倉の海がちらりと見える好立地。
庭園にはバラ園もあり、ちょうどバラも咲き始めでした。
うん、きれいですね。
満開の季節には200本以上のバラが咲き誇るそうですが、まだちょっと早かったかも。
館内を見学後、ちょっと広めの庭園をぐるりと回って出口に。
ベコ 「しっとりだべこ~」
緑豊かな庭園で、落ち着いて過ごすにはいいスポットでした。
さあ、それでは次のスポットへまいりましょう!
つづく
<べこたびinformation>
鎌倉文学館
鎌倉の大仏様から徒歩10分程度、緑豊かな谷あいに建つ洋館です。もとは加賀百万石・前田家の末裔である旧前田侯爵家の別邸で、現在の洋館が建てられたのは昭和11年。
戦後はデンマーク公使や佐藤栄作などが別荘として利用されたそうですが、昭和58年に鎌倉市に寄贈され、文学館としての利用が決定。平成に入り登録有形文化財にも指定されています。
鎌倉は三方を山に囲まれた地形ですが、谷のような地形を「谷戸」と呼ぶそうです。この文学館もそんな谷戸に建っていました。
館内には鎌倉ゆかりの作家に関する資料が展示されています。明治から昭和にかけて鎌倉を舞台に活躍した多くの作家たちで、歴史の町・鎌倉は文学都市でもあったのですね。
鎌倉ゆかりの作家は非常に多く、夏目漱石、島崎藤村、泉鏡花、芥川龍之介などから、戦後では三島由紀夫や映画監督の小津安二郎まで。あまり聞いたことのない作家も多数展示。
豊かな自然と歴史遺産などに恵まれ、風情のある鎌倉の土地は、創作活動には向いているのかも。大仏様などと比べて訪問客もそれほど多くないので、ゆっくりと見学できます。