信州・白馬で八方尾根をハイキング中のベコです。
延々と続く上り坂を歩いて、標高2,005mの第2ケルンまで来ました。
とはいえ、ここから見上げるとまだまだ登りが続くハードなルート。
しかも、かなりの急勾配です。
ひゃー、
皆さん、元気よく登っていきますな。
あの坂道を上り終えれば、八方池が見えるのでしょうか?
気を取り直して、さらに上を目指して歩きましょう。
ここから先は岩がゴロゴロする登り坂。
ハアハア、ゼエゼエなのです。
周囲の景色を楽しむ余裕もなく、
ひたすら上り続けて「八方ケルン」に到着です。
ベコ 「ハアハア、ゼエゼエだべこ〜」
息も絶え絶えですが、八方ケルンの先はふたたび急な岩場の上り坂。
ベコ 「ひえー、もう勘弁してくれだべこ~」
いったいどこまで上りが続くのでしょうか?
ゴロゴロの岩場を登りきったところで振り返ってみると、
はー、かなり登ってきたことだけは分かりますね。
先ほど登ってきた木道コースもはるか眼下。
ズームアップすると、ハイカーの皆さんが米つぶのようです。
ちなみに、白馬連峰にかかる雲が増えてきたようです。
ベコ 「ハアハア、ゼエゼエだべこ~」
ベコ 「ハアハア、ゼエゼエだべこ~」
もはや言葉も出てきませんが、ここからの眺めは良好。
晴れていれば、さぞかし素晴らしい山並みが望めたのでしょう。
その証拠に、こんな看板が。
おそらくここは白馬連峰の絶景ポイントなのでしょう。
返す返すもホントに残念なドン曇りのお天気なのです。
さて、
そろそろ八方池も近いかと期待したものの、こんどは長い下り坂が現れました。
いやはや、これは大変。
予想外にシンドイ山歩きですね。
ちなみに、見上げるとさらに上の唐松岳を目指す一団も。
唐松岳への本道はゴロゴロの岩場が続いている模様で、ホント頭が下がります。
そんなこんなで、ようやくたどり着いたのがここ!
ベコ 「八方池だべこ!」
池のほとりにはたくさんのハイカーが並んでますね。
皆さん何かを見ているようですが、それはこの景色。
ベコ 「八方池に映る白馬三山だべこ!」
そう、八方池の名物がこの景色。
池に映る白馬三山なのです。
とはいえ、ドン曇りでは美しさも半減。
ただ、迫力のある山肌は感動もの。
ハイカーの皆さんも、ベンチに腰かけて白馬の山並みをたっぷり堪能しています。
よく見ると、あそこにも大雪渓があるようです。
いやー、さすが白馬連峰。
迫力ある景色に、それなりに感動したベコなのでした。
ドン曇りは残念でしたが、これはこれで満足いたしましょう。
ベコ 「うおーっ!」
ベコ 「うおーっ!」
ま、なんとか無事に登り切ることができて良かったです。
さあ、それでは雨が降らないうちに下りましょう!
来た道をてくてく歩いて降りていきます。
見下ろすと、鋭い尾根が続いています。
赤い屋根の建物が見えてきました。
あそこに見えるのはリフト乗り場。
下りもやはり急な坂道なのです。
またまた膝がガクガクになりそうです。
ちなみに下りでは、途中の岩場コースを通って山を降ります。
上りの際に回避した岩場コースです。
おおっ、これはかなりの急勾配!
膝はガクガク、ふくらはぎはプルプルです。
一歩一歩、足元を確かめながらゆっくり降りましょう。
さあ、今回の白馬ハイクはこれでおしまい!
予想外に大変なハイキングでしたが、迫力のある山並みは感動ものでしたね。
ちなみに、白馬は秋の景色も美しいとのこと。
ぜひ一度、秋の白馬も訪れてみたいですね。
おわり
白馬エリアの循環バス
白馬エリア内での移動は循環バスが利用でき、車がない場合は白馬訪問の生命線になります。ただ、循環バスは3種類もあるためイマイチ分かりにくいのが難点。混乱しないよう注意が必要です。
また、「白馬」と言いながら、栂池高原のある「小谷村」と八方尾根などのある「白馬村」は別地域。それが分かりにくさを倍増させています。
まず1つ目のバスは、白馬村内を運行している「白馬シャトル」。白馬村の運営で乗車1回300円、1日チケット500円です。比較的便数もあって助かりますが、運行日が休日などに限られるため要注意です。
2つ目は、白馬地域のリゾート施設が共同運行している(と思われる)「アルペンリゾートシャトル」。八方尾根、白馬岩岳、栂池高原などを循環します。利用施設のチケット提示が必要と書かれているものの、係員の方は「無料バスです」とのこと。
これは平日も運行されており助かりますが、便数がとても少ないので時刻表をよく確認してしっかり予定を立てる必要があります。
3つ目は、小谷村が運営している「小谷村村営バス」。JR白馬大池駅と栂池高原や白馬乗鞍などをつなぎます。今回は利用しませんでしたが、白馬村には乗り入れていません。
なお、1つ目の白馬シャトルと2つ目のアルペンリゾートシャトルは一見同じようなルートを走りますが、よく見ると微妙に異なります。てっきり同じバスかと勘違いしますが、別のシャトルバスです。
一方、1つ目の白馬シャトルと3つ目の小谷村バスは、自分の村の中だけで運行されており相互乗り入れしていません。そのため、両エリアの行き来には2つ目のアルペンリゾートシャトルかアルピコバスを利用する必要があります。
以前は両村のシャトルバスが相互乗り入れしていたものの、行政区分が異なるため運行を取りやめたのだそうで、旅行者にはかなり不便で残念です。
いずれにしても、初めて白馬を訪れた人にはかなり分かりにくい循環バス。うまく利用すればそこそこ便利なので、ぜひご利用ください。
ホテルによっては、独自にシャトルサービスを提供するところもあるので、念のため確認されると良いと思います。ホテルから直行・直帰できるのは何より便利。ただ、1日で複数のスポットを回ろうとすると、やはり循環バスが欠かせません。