このところ、晴れたり曇ったりしながら雨も降る日が多く
パースとしては実に珍しく、既に8月の平均降雨量を越え
19年ぶりの雨降り日数の記録を更新したそうです。
ところがこれだけ降ってもダムの水位は半分以下。
ダムが満水になるためには、ノアの洪水級の雨が降らないとダメなのかも
でもワイルドフラワーがたくさん咲くかもしれませんね~、そちらは楽しみです
さて今日もA美とKさんの長距離ドライブの話の続きです。
↓7月14日 午後2時40分
お2人、東へ東へ走りに走ってようやく
西オーストラリアと南オーストラリアの境界地:
Border Village(ボーダー・ビレッジ)にたどり着きました。
↓怪しげなカンガルーと楽しい道路標識
実はこれ…
西と南の二つの州を股にかけた
Nullarbor Links(ナラボー・リンクス)という世界最長のゴルフコース( 1365 km)の
Hole 6(6番ホール):Border Kangaroo —Par3,160m— なのだそうです
もうほんっと、オーストラリアンのこういう変なとこ大好きです
なんだ、Tokyoが無いじゃん
↓ここは州境の検疫所です。
州間での食べ物の持ち込み規制が厳しいオーストラリアは
空港だけでなく、こういうとこでもしっかり管理されています。
州を越える前に、野菜や果物などは全部ここでポイするか食べてしまいましょう
A美はバッグに入れていたりんごをせっせと食べる羽目になりましたが
食べながら検疫所のお兄さんと世間話に花が咲いてしまったようです
地図では「A」地点です。
かなり海岸に近い場所になっております。
断崖絶壁の海岸線は
"Great Australian Bight"(グレート・オーストラリア湾)と呼ばれています。
ビスケットをひと齧りしたような形
オーストラリアは地名にGreatの単語を付けるのが好きですね、やっぱイギリス系だからかな。
アメリカはGrandが多いような気がします。
グランド・らインとか…あ、これは違う話だった
↓KさんとA美が海岸へ向かう途中にあった道路標識。
前の標識(ラクダ、エミュー、カンガルー)から動物の絵が変わりました。
真ん中のイラストはウォンバットという動物で
もぐらみたいな感じですが、この子たちも有袋類です。
穴を掘って巣を作る習性がありますが
袋に入った赤ちゃんに土がかからないよう、袋の入り口が逆(後ろ向き)になっているのが凄いとこ。
素晴らしき自然界の知恵
オーストラリアのネイティブ動物には有袋類が多いのも面白いです。
海岸へ向かう道は舗装されていません。
以下二枚は3:50pmに。
↓途中にあるThe Old Telegraph Station(旧・電報局)の跡地(廃墟?)。
場所はEucla(エウクラ)です。
エウクラは州境のボーダービレッジから西へ少し戻って11kmにあり
逆に言えば西オーストラリア州の最東端の町です。
砂が覆っては風が掃除していくこの建物。
開拓当時、とても重要な役割をした電報局です。
東側の州と西側の州で違うモールスコードを使用していたため
ここで変換をする必要がありました。
当時の機器、記録や写真などは5km離れた町の博物館に展示されているそうですが
建物そのものの名残を放ったらかしてあるのが、なんとももったいない
1877年12月8日に開通した2532kmのライン。
前にドキュメンタリーで見たことがありますが
この電報を通すためのラインを通すことそのものが大事業でした。
最初のメッセージの文面
"Saturday 7 pm (December 8th 1877) Eucla Line Opened. Hurrah."
(『1877年12月8日 土曜日 午後7時 エウクラ・ライン開通。万歳』)
あ。12月8日はハリーの誕生日だ
↓4:05 pm
エウクラの旧桟橋。
4:17 pm
日が傾き始めて来たようです。
砂丘の足跡、ラクダのものかな?
KさんとA美はこの日はボーダー・ビレッジで一泊。
次の日からいよいよ、南オーストラリア州に入りました。
早くご紹介したい景色もあるので、がんばります
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