![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/f0/e61757db180b7faa9acfcc0bc7e5449d.jpg)
一年ばかり淡探の顔を見ていない。
いや、見させてもらっていない。
悲しいことに、遮断されてしまっている。
自分が作ったロボットに会えないのは、わが子に会えないような心境である。
2000年3月に進水してから、すでに12年の月日が流れている。
1991年から2000年にかけての10年プロジェクトで、周到に準備を行って作ったロボットだ。
湖にロボットがなぜ必要なのか。
よく問われてきた。
答えは単純だった。
びわ湖がそれほどに魅力的だから。
物事の価値は、それに傾ける思いや貨幣価値などの軽重によって決まる。
大切である、という思いは、それを表現する手段や行動、態度に現れる。
私にとって、琵琶湖という自然の学術的価値の表現が、淡探というロボットの存在だったと言っても過言ではないだろう。
そんな思いを持って、いくつかのビデオを作ってきた。
一番最初の映像を紹介しよう。
http://www.youtube.com/watch?v=QcGz-tPB3B4
この当時は、まだ誕生して間もないころで、よちよち歩きの運航だった。
なんとか淡探を伏魔殿から救いだし、再び湖に浮かべたやりたいものだ。